知られざる小国世界遺産 - サンマリノ

サンマリノの歴史地区とティタノ山

サンマリノは世界で5番目に小さな共和国です。 面積は61平方キロメートルしかありません。
イタリア国内に独立した共和国として存在する米粒のような国家ですが、中世以来独立を保ってきた共和制の継続を示す証拠として、2008年サンマリノの歴史地区とティタノ山は、ユネスコの「世界遺産」に登録されました。

~小さな国の大きな文化遺産~

この小さな独立国家の発祥は、4世紀初めのディオクレティアヌス帝による、キリスト教徒迫害に始まります。 現在のイタリアはカトリック信者が大半ですが、かつてのローマ帝国は、392年にテオドシウス帝がキリスト教を国教とするまでは、信者に激しい迫害を加えていました。

クロアチア生まれの石工マリヌスは、キリスト教徒に対し強硬路線を貫いた同皇帝の弾圧から逃れるようにローマに移ります。 彼の雇い主となった、未亡人のフェリチータの依頼で夫の石棺造りを請け負います。

敬虔なキリスト教徒であったマルヌスの影響で、未亡人はキリスト教徒に改宗しマリヌスにはティタノ山が贈られました。 キリスト教徒の仲間を連れ落ち延びたマリウス達がコミュニティを築いたのが、現在のアンマリノの興りなのです。

世界遺産のサンマリノ自体アペニン山系の丘の上に出来た街であり、その眺望の美しさは他に例をみません。

麓から眺める城砦に囲まれた、サンマリノの歴史地区とティタノ山は攻め入る者を怯ませるに十分な、威風堂々としたたたずまいであり、サンマリノの街から眺める下界の景色も、素晴らしいの一言に尽きます。

サンマリノには「世界遺産」に含まれる3つの要塞があります。 3つとも歩いて登れ、それぞれの要塞から眺める絶景を是非お楽しみください。

世界遺産のあるサンマリノを訪れる人は、年間300万人もいます。 小国の発行する希少な切手はマニア垂涎の的です。 切手の他にも、この国が鋳造するユーロコインもコレクター達に人気です。

また、お隣イタリアと違い消費税がない国です。 これを目的に買物に来る人が沢山いるのです。 消費税が無いおかげで、革製品やブランド品なども安く手に入ることから、サンマリノのアウトレットは、日本人観光客の人気スポットでもあります。

澄みわたった空気に洗われ眼下に広がる絶景、お得なショッピングスポットを沢山有する市街地、どこへでも歩いて観光できること、サンマリノをお奨めする理由はたくさんありますが、もう一つ忘れてはいけないのが、特産品のマスカットワインです。

フルーティで喉越し爽やかな美味しいワインを、賞味するのを忘れないでくださいね。

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