知られざる小国世界遺産 - キプロス

パフォス

キプロスには町全体が世界遺産に登録されている、パフォスという土地があります。
島の南西部に位置し一年を通して気候が穏やかで豊かな自然があるため、昔はキプロスの首都として栄えた都市です。 世界遺産パフォスの海岸沿いはリゾート地となっており、キプロスに来たら誰もが訪れる場所です。

主な観光地は、パフォスのモザイクと呼ばれているところです。
カト・パフォス港のそばにある遺跡で、紀元前2世紀から紀元前4世紀頃までキプロスの都として栄えた町で、野外劇場や砦、ディオニソスの館、テセウスの館、エオンの館、オルフェウスの館などがあり、それぞれで当時のままの美しいモザイク画を見ることができます。

それぞれのモザイク画には特徴があり、最近発見されたエオンの館にある、人物画のモザイク画は完成度が高く、地中海一美しいと評する声も高いほどです。

さらに北へ4キロほど行くと、王族の墓群があります。
紀元前3世紀頃の当時の支配者の墓が、次々と見つかっており、その数は100以上といわれていますが、今はまだ11ほどしか発見されておらず、今まだ発掘作業が続けられています。

そのため、タイミングが合えば貴重な発掘現場を外から見ることができるかもしれません。 王族の墓群からは当時のままの彫刻や神殿を支える柱、棺などが見つかっており、状態も良いので、見学することができます。

また、ビザンティン時代に砦として作られ、後に城として再建されたパフォス城もあります。 城の屋上に上ることができ、そこからパフォスの港と市内を見渡すことができるので、こちらも観光名所として有名です。

その他、キリスト教に密接な関係のある世界遺産もあります。

キリストの使徒であるパウロの碑文が残されている、聖パウロの柱も見所の1つです。 ここでは、使徒パウロをムチ打ちの刑に処したことで有名なローマ提督をキリスト教に改宗させた、と記された柱が残っており、間近で見ることができます。

他にもキリスト教が弾圧されていた時代に、礼拝や埋葬に使用されていた穴蔵にある、聖ソロモニのカタコンベも有名です。

この穴蔵には12世紀に描かれたフレスコ画が残っており、状態も良いです。
またこの穴蔵には以前水が流れており、その水が目に良いといわれていました。
人々はそこで水をつけた布を木に結び、目の病気が治るようにと祈ったといわれています。

他にもキプロスの世界遺産パフォスには小さな博物館が3つあり、それぞれ貴重な出土品や資料が展示されているので、こちらも必見です。

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