バルト三国世界遺産 - リトアニア

ケルナヴェの考古遺跡(ケルナヴェ文化保護区)

世界遺産にも登録されているケルナヴェは、ネリス川とパジャウタ渓谷の屈曲部、ネリス川右岸のネリス段丘上部にあり、かつてのリトアニア大公国の首都として栄えた町で、現在ではリトアニア南東部のヴィリニュス県シルヴィントスに属する地方自治体です。

~「リトアニアのトロイ」~

丘の上に木造の城が建築され、約1000人の商人や職人達がその麓に住んでいました。

ケルナヴェは1279年ドイツのチュートン騎士団に攻囲され、1390年には同騎士団により城を含む建造物群もろとも焼き払われてしまいましたが、その後も町が再建されることはなく、人々は谷から丘の頂上へと移り住みました。

そして、時の流れとともに都市の遺跡は土に覆われてしまい、湿った泥炭地のようになりました。
これにより遺跡は損壊することなく保存されることとなり、こののち、世界遺産となり貴重な考古資料を提供しているのです。
この事から、ケルナヴェを「リトアニアのトロイ」と呼ぶ人達もいます。

世界遺産に登録されているケルナヴェ考古学遺跡 (ケルナヴェ文化保護区)は、リトアニアの東部、ヴィリニュス州シルヴィントス地区のネリス川が流れるパジャウタ渓谷の段丘上にある古代遺跡群です。

ケルナヴェ考古学遺跡 (ケルナヴェ文化保護区)は、旧石器時代後期から中世までの住居跡、カルナス丘陵要塞、埋葬遺跡などから構成されています。
近辺では壷や瓶も数多く発掘されており、土着信仰とキリスト教葬儀の伝統との接触を示す証拠も発見され、バルト地方の1万年以上にわたる人間居住を物語る貴重な場所とされています。

世界遺産のケルナヴェの古い建造物群も見所です。

1929年に建てられた2階建ての校舎ケルナヴェ小学校もその一つです。 旧聖堂の礎が1739年に発掘され、今日の聖堂は旧聖堂の敷地に隣接する形で建てられています。

聖堂には、聖餐台や2つの彫刻、2枚の絵画、3つのステンドグラスや鐘など、素晴らしい美術品が残されていて、ネオバロック様式の聖餐台は側面の身廊にあります。 それらの中央にはマリアの絵があり、両脇には円柱と聖ペテロ・聖パウロの彫刻があります。 他にもマリア、2人の天使、2人の聖人を表した小さな彫刻があり、これらの彫刻はバロック様式で作成されています。

近隣には13世紀末に建てられた地元の建築様式の例証である木造の方の礼拝堂と、19世紀に建てられたロメル家の霊廟があるレンガ造りの礼拝堂の二つの礼拝堂が建ってます。
ケルナヴェの集落は周辺環境の自然美ともよく調和していて、町の南には考古・歴史の保護区や、ネリス川両岸の素晴らしい景観が広がっています。

一見ただの丘に見えがちなこの世界遺産ケルナヴェの考古遺跡。
遺跡の古さから当時を垣間見るのは至難の業ですが、のんびりと現代の喧騒を忘れ、文化的景観の中を周ってみるのも一興です。

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