バルト三国世界遺産 - リトアニア

ヴィリニュスの歴史地区

バルト海に面するかつてソビエト連邦に含まれていたバルト三国のリトアニア首都ヴィリニュスの旧市街地はヴィリニュスの歴史地区として1994年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。
リトアニアでは現在4つの世界遺産がありますが、ヴィリニュスの歴史地区はリトアニアにとっては最初の世界遺産登録された地です。

~日本人の痕跡~

ヴィリニュスは14世紀にリトアニア大公国の首都となったところで、つい最近のロシアのペレストロイカやドイツ・ベルリン壁崩壊の90年代初頭まで、500年に渡り、ロシア、ポーランド、オーストリア、フランスなどに併合され、その都度市街にある教会も、カトリック、プロテスタント、ロシア正教と改宗させられながらも、西欧と東欧を結ぶ貿易で栄えてきた街です。

ナポレオンもヒトラーも、ロシア侵攻の足がかりとしてこの地を占領してきました。
そのため何度も戦火を浴びた悲劇の地ともいえます。
つい最近でも1991年のリトアニアの独立宣言直後に当時のソ連軍により行政府を占領されたりしました。

世界遺産である旧市街地のヴィリニュスの歴史地区は市の南部に位置し、西欧式、ローマ式、ロシア式など様々な様式の教会が、所狭しと建造されています。
中でも1500年建造のゴシック様式の聖アンナ聖堂は、ギリシャの神殿を思わす風貌であのナポレオンもほれ込んだといわれるほどです。
またヴィリニュスの歴史地区でひときわ目を引く建造物がヴィリニュスの大聖堂です。
旧市街のカテドゥロス広場にあり、数多くある教会の中でも最も大きく、また開基13世紀のヴィリニュスでは最古の教会です。
現在の建造物は18世紀に改修されていますが、それでも300年近い歴史のある建造物です。

また、旧市街の南にある聖カジミエル教会は、18世紀、リトアニアがロシアに併合されると、カトリック教会からロシア正教に改宗させられた教会で、第1次世界大戦中はドイツに占領され、プロテスタント教会に、さらに第二次大戦前の1940年にはソ連に併合され、それ以後は、無神論博物館となっていました。
再興されたのもつい最近の1989年のリトアニア独立直前の時でした。

また、木製彫刻で世界的に有名な17世紀バロック様式の聖ペテロ・パウロ教会、それに、聖ヨハネ教会、べルナルディディス教会などのカトリック建築群や、ヴィリニュス大学などが中世の面影を残しています。

その中でも日本人なら、ちょっと見ておきたいのが、第二次世界大戦の際、大政翼賛会政府の命令を無視してリトアニアのユダヤ人が亡命できるようにビザを発給し、ナチスドイツによる迫害から多くのユダヤ人を救ったことで知られている杉原千畝のモニュメントです。

場所は世界遺産指定地であるヴィリニュスの歴史地区の北部のネリス川に近いユダヤ歴史博物館内にあります。

海外の世界遺産の中に日本人の痕跡があるのは誇り高いことです。

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