アフリカ世界遺産 - スーダン

メロエ島の考古遺跡群

「メロエ島の考古遺跡群」はスーダンの北東、ナイル川中流域にある世界遺産です。砂漠のなかにあります。古代この地で繁栄していたクシュ王国(メロエ王国)の都市遺跡で、独特な形状をしたピラミッドが有名です。2011年にユネスコの世界遺産に登録されました。

クシュ王国は紀元前10世紀頃から存在し、もともとは別の場所(現在のナパタ周辺)に都を構えていました。一時はエジプトまでも支配下に置くことになりますが、この支配はそう長くは続きませんでした。その後、紀元前6世紀に強国アッシリアの攻撃を受け、現在「メロエの考古遺跡群」が残るメロエに遷都します。遷都以後は「メロエ王国」と呼称されるようになります。

古くからクシュ王国はエジプトから多大な影響を受けていました。短期間とはいえエジプトを支配下に置いたことでその傾向はさらに強まり、それはメロエに遷都した後にも引き継がれます。「メロエ島の考古遺跡群」のシンボルとも言えるピラミッドも、当然ながらエジプトの影響を受けて作られたものです。

さて、世界遺産「メロエ島の考古遺跡群」は大きく二つの遺跡群に分けられます。“ロイヤル・シティ”と“ピラミッド群”です。

「メロエの考古遺跡群」の第一の見所である“ロイヤル・シティ”は、その名の通り王都があった場所です。神殿や宮殿跡、堤防、ローマ式の浴場などが残っています。中でもメロエ最大の神殿であった“アモン神殿”が有名で、羊の石像が左右に並ぶ“羊の参道”や戴冠式のための玉座や祭壇などが残されています。都市のほとんどは崩壊して文字通り瓦礫の山と化していますが、ライオンの像の乗った台座や円柱などが残っていたりと、朽ちてしまった古代都市の面影を目にすることができます。

“ピラミッド群”は王都跡から少し離れた場所にあります。ピラミッド群は北と南に分かれており、それぞれ建てられた時代が異なります。「メロエの考古遺跡群」のピラミッドは、我々がよく知っているエジプトのものと比べ、大きさが小さく、四角錐の角度が急で尖った形をしているのが特徴です。石材を丁寧に積み上げて作られたそれらのピラミッドには幾何学的な美しさがあります。ピラミッドの数も本家エジプトに劣らず、小振りとはいえ何基ものピラミッドが並んで立っている姿は壮観です。特に砂漠の西日を受けて赤く輝くピラミッドは、悠久の時を感じさせ情緒味たっぷりです。

スーダンが誇る世界遺産「メロエの考古遺跡群」。見慣れたエジプト式のものとは一味違った独特のピラミッドを見ることができます。現地には“ラクダのタクシー”もあるので、ラクダの背に揺られながらピラミッド目指して砂漠を行くのもいいかもしれません。

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