アフリカ世界遺産 - ナミビア

トゥウェイフルフォンテーン

ナミビアのクネネ州にある世界遺産のトゥウェイフルフォンテーンには、2000点以上の線画が遺されています。

岩石の表面に彫刻を施しているため、基本的には単色のものですが、アフリカに生息するライオンやサイ、ダチョウ、キリンなどが描かれています。 これらの中に人間も描かれているので、狩猟生活をしていたナミビアの人々が、自分たちの生活を記録していたものと推測されます。

ペンギンやアシカの絵も見つかっているので、ナミビア在住していた住民は、100km以上離れた海とも繋がりを持っていたと考えられます。 このナミビアの世界遺産のある地域には狩猟生活をしていた人々、そしてコイ族が6000年に渡って居住していたと推測されています。

彼らはシャーマニズム信仰のための、崇拝の場所としてこの地域を利用していたようです。 動物の他にも、ライオンが人間に変身する「ライオンマン」と呼ばれる線画があります。 降雨の非常に少ない地域のため、侵食が少なく現在まで残っていたものと考えられます。

第二次世界大戦まで、この地域は定住者の居ない地域でした。 ナミビア、南アフリカでひどい干ばつが発生してボーア人の農民が移住する様になり、人々が定住する様になります。

線画は1921年に発見され存在が報告され、1948年にはデービット・レビンによる詳細な調査がなされました。 ただ、彼はもともと農業を行うための泉を探していたようです。

このため、アフリカーンス語を話す友人が彼をトゥウェイフルフォンテーン(不確かな泉)と呼んだ事をきっかけに、遺跡にこの名が付けられたのです。 1950年に線画の科学的な調査が始まり、現在では各所に5000以上の線画が遺されているのではないかと考えられています。

遺跡からは石器が見つかっています。岩を彫るだけでなく、他の目的でも使用されていたようです。 また、ペンダントの様な美術品や、ダチョウの殻を使った装飾品も見つかっています。 陶磁器の破片も見つかっていますが、考古学的な価値は線画に遠く及ばないようです。

線画は西暦1000年頃を境に製作が途絶えています。これは牧畜生活を営んでいた別の住民が移ってきたためと考えられています。 現地は今でも年間降水量が150mm未満の非常に乾燥した地域です。ただ、平均気温は30度程度と活動しやすいものです。 2007年にナミビア唯一の世界遺産に指定されています。

ロッジやキャンプ、ビジター用の観光施設は遺跡を保護する事業の一環で運営されており、滞在しやすくなっています。 乾燥した気候による体調変化に注意すれば、世界遺産のトゥウェイフルフォンテーンをめぐる観光を堪能出来るでしょう。

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