アフリカ世界遺産 - ジンバブエ

国史跡カミ遺跡群

ジンバブエの古代国家としてはグレート・ジンバブエが世界的に知られています。
1000年ほど繁栄した国家ですが、発展の末に衰退の一途をたどりました。
この西方で建国されたのがトルワ王朝です。 創始者はDlembeuとされており、1450年に建国されました。拠点はカミでした。
現在は国史跡カミ遺跡群として、世界遺産にも指定されています。

トルワ王朝はグレート・ジンバブエの衰退の中から興った王国のため、石工の高い技術は継承されました。

世界遺産の建造物は、花崗岩を直方体に切り出して、交互に積み上げたものになっています。さらに装飾も施されています。 石工たちは旧来の技術を洗練させていったといえるでしょう。

アフリカというと他の大陸との繋がりは大航海時代まで無さそうと思われがちですが、そうではありません。 世界遺産の国史跡カミ遺跡群では儀式に使われたと思われる瓶や、鉄、青銅の武器も見つかっています。

また、国史跡カミ遺跡群では占いに使われた象牙の破片も出土しています。 さらには中国産の青磁や白磁、ポルトガル、ドイツ、北アフリカ産の陶磁器も出てきています。

面白いところでは、17世紀のポルトガルで造られた中国の磁器の模倣品もありました。 これらは、トルワ王朝が中国やヨーロッパとの交易を盛んに行っていたという証拠です。

トルワ王朝は、ヨーロッパ人との最初の接触があったという記録も残っています。
1513年にポルトガル人のアントニオ・フェルナンデスがジンバブエ高原を訪れています。

貿易ではアラブの影響を大きく受けていましたが、ポルトガル人との接触はアラブとポルトガルとの衝突を招く事となってしまいます。 トルワ王朝はショナ人により1683年に打倒されてしまいます。

また、ショナ人はさらにポルトガル人をジンバブエ高原から追い出してしまいます。 ショナ人のロズウィ王国は19世紀半ばまで栄えますが、彼らの建造物にも精緻な石工の技術が生かされていました。

ロズウィ王国の遺跡から頭部に鳥の彫刻を施した石柱が見つかっており、この鳥の彫刻はジンバブエの国旗・国章にも使用されています。 石工の技術は形を変えて、今にもその名残をとどめています。

世界遺産の国史跡カミ遺跡群はジンバブエの西端、ボツワナとの国境近くにあります。 首都ハラレとヴィクトリアの滝の中間付近です。

現在でも色とりどりの石を積み重ねた住居群、石壁などが残っており、ジンバブエ高原で独自に育まれた技術の高さを感じる事が出来ます。

ヴィクトリアの滝を観光する際に立ち寄る事をお勧めします。

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