アフリカ世界遺産 - コンゴ

オカピ野生生物保護区

20世紀に発見された世界三大珍獣はジャイアントパンダ、コビトカバ、オカピです。
オカピは新生代第三紀の時代から生息している生きた化石とも言われるほ乳類です。
足だけに縞模様があり、耳の大きい馬というような体型です。
「森の貴婦人」とも呼ばれています。

名前の由来はコンゴ民主共和国ののセムリキ森林帯に住む先住民が「森の馬」と名付けた事によります。
特徴からはシマウマの仲間ではなくキリンの仲間に分類されます。
よく見ると、皮膚に覆われた2本の角が頭にあります。

コンゴ民主共和国のスーダンやウガンダとの国境に近い地域が現在、オカピ野生生物保護区として世界遺産に指定されています。
コンゴの世界遺産オカピ野生生物保護区はイトゥリの森と呼ばれる森のおよそ20%ほど、14000平方キロメートルの範囲で、その生息数は数千頭と見られています。

保護区内にはエプル保護調査センターがあります。
このセンターは元々は野生のオカピを捕獲して動物園に送る事を目的としていましたが、現在は捕らえてそのまま送る事はしません。
施設の中で繁殖を試みて、生まれてきた子どもを送る様にしています。
日本では現在、3つの動物園で飼育されています。

オカピは20世紀に発見された事、警戒心が非常に強いことなどから観察が難しく、詳しい生態は明らかになっていません。

長い舌を伸ばして木の葉や草を食べる事が知られています。
メスは巣を作って生活する一方オスは巣を作らずに生活するため、捕食者であるヒョウにやられやすいのです。

コンゴ民主共和国は政情不安のため、内戦が続いています。
この戦闘の影響が保護区にもおよぶ事があります。

また、コンゴのオカピ野生生物保護区に元来住んでいる住民は森に敬意を抱いているのですが、難民となった人たちはそうではなく、焼畑農業を行おうとします。

さらに密猟や金の採掘による環境破壊のおそれもあります。
2012年にはエプル保護調査センターが密猟者、違法に採掘する鉱夫らに攻撃を受けています。

密猟対策は軍も出動して徹底的な対策を取っており、治安は改善してきています。
これらの経緯もあり世界遺産の危機遺産リストに加えられました。
今後、保護区内ではエコツーリズムの普及を手がけて行く動きがあります。

大量の難民の発生、政情不安による資金不足があり保護が危ぶまれているところですが、人間と動物たちが共存して行く道を模索している途上です。

コンゴ民主共和国の情勢が落ち着いた頃に、野生のオカピの生態を世界遺産の観光客として詳しく知る事が出来る様になるでしょう。

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