アフリカ世界遺産 - コンゴ

ガランバ国立公園

コンゴ民主共和国の北東部、スーダンとの国境地帯に広がるガランバ国立公園は、キタシロサイの保護区として知られています。

シロサイにはキタシロサイとミナミシロサイが居て、それぞれアフリカ大陸の北部、南部にわずかに生息しています。
成長すると雄は数トンにもなり、立派な角を生やします。

コンゴでは工芸品あるいは漢方薬の材料として、角を目的としたキタシロサイの乱獲がなされ、生息数が激減し現在では絶滅危惧種となっています。
このため、キタシロサイの生息地であるガランバ国立公園は、1984年に危機遺産としてコンゴの世界遺産登録がなされました。

1984年当時、コンゴ民主共和国国内にはわずか15頭しかキタシロサイが生息していないという絶滅危機でしたが、保護によりガランバ国立公園ではわずかながら増加していきました。
この結果、1992年には一時的にコンゴの世界遺産の危機遺産リストから外されました。

ところが隣国スーダンからの反政府軍や難民の流入、さらにはコンゴ民主共和国の内戦により環境が悪化したため、1996年には再び危機遺産として世界遺産登録がなされました。

環境悪化によりキタシロサイは再び減少し、2005年の航空写真による調査ではわずか4個体、2006年8月から2年間は野生の個体が見つからなかったという記録もあります。
未だに密猟の危険もはらんでいます。

ガランバ国立公園の特徴として、アフリカゾウの調教があります。
アフリカゾウも象牙目的の乱獲や人間の活動、自然環境の変化などにより生息数が減少してきています。

ここでは動物園やサーカスなどで飼育されるときに向けて、調教を行うようにしています。
ゾウを狩猟して収入を得るのではなく、生きたゾウを見せる事による観光収入を得る方向に視線を変えて、地元住民の収入の道を作れば、密猟が減るのでは無いかと期待されています。

植物に関しては、薬用植物として利用される事のあるソーセージノキという木が生えています。
果実が細長くソーセージのようだからという事が由来です。

世界遺産に関しては、キタシロサイの個体数の激減、保護のための移送計画の頓挫などにより、世界遺産の登録から外してしまおうという動きも出ています。
個体数が一桁だと、もはや保護しても無理という判断が出つつあります。

このようにキタシロサイに対する危機的状況は今もって変わらず、国境地帯という事もあってコンゴの隣国などとの国際的に協調した環境保全の取り組みが必要と考えられています。

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