アフリカ世界遺産 - カメルーン

ジャー動物保護区

ジャー動物保護区はカメルーンにある自然保護区であり、1987年に世界遺産の自然遺産として登録されました。
カメルーンにおいては唯一の世界遺産となっています。

~人が入らないサルの楽園~

ジャー動物保護区が世界遺産に選ばれた理由の1つとして、アフリカの中でも最大規模の手つかずの熱帯雨林地域だということが挙げられています。

ジャー動物保護区の面積は5260平方キロメートルほどあります。
大きな川が三方を囲んでいるため、ほとんど人間が入り込まなかっただけでなく、もともとはフランス領であったため、1932年という古い時代から環境保護の意識が強く、自然が保護されてきたという歴史をもっています。

広大な熱帯雨林地域の90%あまりは、いまだに人が入ったことがない未開の土地で、今では絶滅危惧種となってしまったニシローランドドゴリラをはじめ、とても珍しいサルである世界最小のサルとして有名なコビトグエノンのほか、マンドリル、チンパンジー、オナガザルなどサルの仲間が豊富に暮らしています。

これまでに107種あまりの哺乳類が確認され、1500種の植物の分布も確認されています。

実はこの地域には昔からの先住民であるピグミー族が暮らしています。
現代の生活を送る私たちにとってはあまり想像がつかないことですが、彼らは狩猟民族であり、今でも狩猟をしながら生きています。

家は枝や木の葉で作られ定住はせず、獲物を求めて集団で移動を繰り返すことで知られています。
現代社会の私たちの暮らしとはかけ離れた生活がそこにはあります。
もしかすると、彼らの生活も含めて大切に保護すべき場所なのかもしれません。

ただし世界遺産に登録されたのはあくまでもジャー動物保護区という自然遺産であり、先住民の生活や文化といった文化遺産ではありません。

本来、世界遺産に登録されれば、その自然を守ることが最優先され、魚釣りや狩猟、植物の採取などは禁止されるのですが、ジャー動物保護区においては、ピグミー族に限って狩猟が許されています。

カメルーンは2010年のサッカーワールドカップ南アフリカ大会で、日本代表と初戦の相手となったため、記憶に新しい方もいると思いますが、そのカメルーンに今も狩猟をしながら自給自足でジャングルに暮らす民族がいるというのは驚きかもしれません。

そして、この衝撃的な事実から、カメルーンにあるジャー動物保護区に俄然興味がわいてきた方もいることでしょう。
ただし、ピグミー族との間で環境保護と狩猟をめぐる衝突があったため、ガイドと行動を共にするのがよいでしょう。

ニシローランドドゴリラなどは特に重要視される動物ですので、世界遺産地域として、保護されていくことが望まれます。

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