アフリカ世界遺産 - トーゴ

バタマリバ人の土地クタマク

アフリカ東部のトーゴの北東部に、バタマリバ人と呼ばれる少数民族が住んでいます。 トーゴの彼らの居住スタイルは独特で、バタマリバ人の土地クタマクは世界遺産に指定されています。

~独特の泥の塔が林立する地~

バタマリバ人の住居はタキヤンタと呼ばれています。 トーゴの家は泥で出来ており、しかもバタマリバ人の土地クタマクは平屋ではなく2階以上ある塔をなしています。

この塔がいくつも集まった集合体になっています。 中には家畜が飼育される場所、貯蔵庫、台所、寝室などが揃っています。 非常に原始的に見えますが、夏は高温になるトーゴでも、一年中穀物を貯蔵出来る仕組みになっています。

さらに住居のデザインもトーゴの7バタマリバ人の独特の宗教観に基づくものとなっており、ドアが口、窓は目という様に、家全体が人体と対応しているようになっています。

また、家の前にはこれらの塔のミニチュアがいくつも建てられています。 子どもが生まれるごとに、先祖の霊が家族を守ってくれる様にという訳で建てられているのです。

タキヤンタは宗教的なものですので、住居での過ごし方も独特です。
先祖の霊が宿ると信じられており、大声を上げたり大きな足音をたててはいけません。 さらに、室内を照らしてもいけないのです。

また、タキヤンタを勝手に造る事は許されず、成人したものでないと自分のタキヤンタをもつことが出来ません。

成人のための儀式も伝統に基づいて行われており、親が認めれば若くても成人になります。 村を挙げての成人式が数日続きます。

成人を迎える若者が建物の2階に閉じこもって他の者に姿を見せてはならず、その間に2人の大人が外で壮絶なムチの打ち合いをし、その音を聞かせて先祖の歩んできた道を学ばせるという、極めてユニークな事も行います。

このような宗教はキリスト教、イスラム教などとは全く異なる独自のものです。

いつ頃からタキヤンタを築いているのかは明らかではありませんが、数百年前からとバタマリバ人には伝わっています。 独特な文化を保持しているが故に、2004年に世界遺産の文化遺産に指定されました。

実はトーゴの人が住む世界遺産のバタマリバ人の土地クタマクと、隣国ベナンのソンバ人が住むブンクベは非常に類似しています。 国も民族名も違いますが、実は同じ民族である事が分かっています。

クタマクはトーゴで唯一の世界遺産です。 アフリカを訪れると世界観、人生観が変わると言われますが、このような文化に触れると大きく変わる事が期待されます。

ただ、成人式などの宗教的な儀式は、くれぐれもバタマリバ人の邪魔にならない様な対応が必要です。 タキヤンタを訪れる際も、彼らの先祖の霊に敬意を払う事が必須です。

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