アフリカ世界遺産 - ギニア

ニンバ山厳正自然保護区

コートジボワールとギニアの境界にそびえる、両国の最高地点を含む山地がギニアの世界遺産ニンバ山です。
1929年12月ギニアに訪れた探検隊が名付けました。 山自体の名前は1951年に同地で事故死したフランス人地理学者にちなみ、Mount Richard-Molardと名付けられています。 標高1752mで、裾野は両国とリベリアに広がっています。

ギニアの世界遺産ニンバ山の特徴は、豊富な植生にあります。 山頂近くは草原で斜面や尾根以外は林が点在していると言う事です。 1000m付近では土壌や地質によって植生は様々です。 そして麓や谷には一次林が広がります。 これら2000種以上の植物に育まれ、500種以上の動物が棲息しているのです。

ニンバ山周辺は湿度が高いために固有の地衣類や真菌類などが存在します。
またダイカー、ジャコウネコ、コビトカバ、ニシコモチヒキガエルといった珍しい生き物も棲息しています。 ニシコモチヒキガエルは卵ではなく子どもを産む世界唯一のカエルです。 レッドリストに登録されている生き物も少なくありません。

このような状況から、探検がなされた直後の1930年代後半には既に地質学者、植物学者、動物学者が注目する地域となっています。 日本からも、京都大学霊長類研究所が30年以上にわたって、チンパンジーなどの研究を行っています。

1944年にリベリア領内を除いてギニアの自然保護区に指定されています。 ニンバ山厳正自然保護区として、1981年にギニア側、1982年にコートジボワール側が登録されました。

ギニアのニンバ山に鉄鉱石が豊富に眠っているため、リベリア側では採掘のために保護区としての登録がなされていません。 鉱山自体は1989年から1996年の第一次内戦、1999年から2003年の第二次内戦により壊滅してしまいましたが、内戦によるリベリアからの難民の流入があったことから、1992年にギニアの世界遺産、危機遺産に登録されました。

その他にも焼畑農業や密猟の問題も抱えています。

ニンバ山厳正自然保護区の広さはおよそ180平方キロメートルです。 残念ながら現在は、観光客の立ち入りは禁じられています。

また、人間が活動を行うための設備の設置も禁止されています。 学術目的の方は内部に入る事が出来ますが、観光目的の方は世界遺産のニンバ山厳正自然保護区の周辺で、内部の様子をうかがう事になりそうです。

ただ、研究者にとっては宝の山となる様な地域ですので、新発見を求めて目指す場所の一つと言えるでしょう。

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