アフリカ世界遺産 - ウガンダ

カスビのブガンダ歴代国王の墓

ウガンダというと1970年代のイディ・アミンによる独裁政権と恐怖政治が思い浮かぶ方がいらっしゃるかも知れません。
ウガンダ中南部の地域はブガンダと呼ばれています。
ウガンダで一番多いガンダ族の国と言う意味です。
ブガンダのスワヒリ語名がウガンダで、現在の国名になっています。

ブガンダ王国は19世紀末にイギリスの援助により勢力を拡大し、現在の領土を収める様になりました。
イギリスからの独立後、国王は初代大統領に就任しますがクーデターにより退けられてしまいます。

イギリスとうまく立ち回って勢力を伸ばしていた頃からの4人の王が眠るのが、カスビのブガンダ歴代国王の墓です。 1882年に茅葺き屋根の宮殿を建設したムテサ1世が1884年に亡くなり、宮殿がそのまま墓所になりました。 石造りでも土の墳墓でもない、茅葺き屋根の墓所です。

後継者のムワンガ2世、ダウディ・クワ2世も同じところに葬られています。 最後の王で初代大統領であるムテサ2世は政権を追われてイギリスで亡くなりますが、ここに葬られています。 また、王の縁者も周辺に葬られています。

茅葺き屋根の宮殿がそのまま80年間に渡る王の墓所として使われ続けてきました。
ユニークな宮殿が墓所になった事で、文化遺産として2001年に世界遺産に登録されました。 一見すると日本の弥生時代の竪穴式住居と見間違えそうですが、直径31m、天井の高さが最高7.5mという巨大なものです。

残念な事に2010年3月16日の夜、火災により宮殿だった建物は焼失しました。
火災の原因は不明です。世界遺産の墓そのものは損傷を免れました。
さらに悪い事に、火災の翌日に大統領が現地を訪問した際、暴動が発生して治安部隊が暴徒の鎮圧を行っています。

このように火災による消失、およびカスビのブガンダ歴代国王の墓の取扱が非常にデリケートであることから、現在は世界遺産の危機遺産としての登録がなされています。
ウガンダが大統領制に移行したため、ブガンダも他の地域に存在した王国とともに王制が廃止されています。

1993年に伝統的もしくは文化的指導者として王の復活が認められています。
このため、伝統的な地方王国に合計4人の王が存在しています。
これらの王は政治活動が禁止されていますが、ブガンダ歴代国王の墓における行事には、ブガンダの王は今でも関わっています。

世界遺産は旧宮殿を中心とする丘が対象となっています。
周辺には古来から伝わるドラムなどが展示されています。

ウガンダに訪れた際には、首都にある歴史的なスポットとしてカスビのブガンダ歴代国王の墓に一度は行くべき場所と考えられます。

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