中東諸国世界遺産 - バーレーン

バーレーン要塞-ディルムンの古代の港と首都

「バーレーン要塞-ディルムンの古代の港と首都」はバーレーン北部に位置する遺跡群です。発掘調査の途中でまだ不明な点が多いにもかかわらず、考古学的に極めて重要であることは確かとされ、2005年にユネスコの世界遺産に登録されました。現時点(2011年)でバーレーンにおける唯一の世界遺産です。

「バーレーン要塞-ディルムンの古代の港と首都」はよく“テル(遺丘)”という言葉で説明されます。テルというのは、特定の場所に何度も繰り返し建物などが建てられることによって丘状に盛り上がった土地を指し、古い遺跡が下に埋まった層のような状態になります。「バーレーン要塞-ディルムンの古代の港と首都」に関しても、何千年もの長きにわたって繰り返し建造物が建てられました。そのため、この一か所に様々な時代・文化・様式の建造物が蓄積されており、考古学的にたいへん貴重な歴史資料になっています。

「バーレーン要塞-ディルムンの古代の港と首都」に残る遺跡の最下層は紀元前3000年まで遡るとも言われ、伝説の地名“ディルムン”の都だったのではないかと考えられています。ディルムンはメソポタミア文明とインダス文明の中継地点として交易が行われていたとされる地で、シュメール神話においては世界が生まれたとされる場所にその名前がつけられています。

現在、我々が目にすることができるのは、16世紀にバーレーン島を占領したポルトガル軍が造営した要塞跡です。そのため、この要塞は“ポルトガル要塞”とも呼ばれています。その一つ下の層には、14世紀にアラブ人が作った要塞跡が埋まっています。「バーレーン要塞-ディルムンの古代の港と首都」には、ディルムンの古代様式、サーサーン朝様式、イスラーム様式、ポルトガル様式……等々、過去の遺跡が幾重にも重なっているわけです。

「バーレーン要塞-ディルムンの古代の港と首都」は砂地にあり、眩しいほど白い砂の上にどっしりと腰を下ろしています。要塞自体も太陽のもとで白く、目に美しい外観になっています。さすがに要塞だけあって、生半可な攻撃ではびくともしないような重量感を感じさせる堅牢な建物です。夜になるとライトアップされ、バーレーンのだだっ広い夜空のもとで神秘的な姿を浮かばせます。

砂地にあるといっても、砂漠のど真ん中にあるわけではありません。すぐ近くに近代的な都市があるため、気軽に遺跡を訪れることができます。バーレーン初の世界遺産「バーレーン要塞-ディルムンの古代の港と首都」。気の遠くなるような歴史が積み重なった場所で、古代文明に思いを馳せてみるのも面白いかもしれません。

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