東南アジア世界遺産 - フィリピン

フィリピンのバロック様式教会群

世界遺産「フィリピンのバロック様式教会群」には、フィリピン諸島にある四つの教会が登録されています。いずれもスペインの植民地時代に建てられた教会で、当時ヨーロッパで流行していたバロック様式を採用しています。堅固な石造りの建築になっていて要塞としての側面も持っていました。1993年にユネスコの世界遺産に登録されました。

「フィリピンのバロック様式教会群」に含まれる教会は、ルソン島の“サン・アグスチン教会”(マニラ)・“サン・アグスチン教会”(パオアイ)・“アスンシオン教会”(サンタ・マリア)と、パナイ島の“ビリャヌエバ教会”(イロイロ)の四教会です。ここでは、「フィリピンのバロック様式教会群」のハイライトとも言える、マニラの“サン・アグスチン教会”を紹介しましょう。

“サン・アグスチン教会”(マニラ)は、「フィリピンのバロック様式教会群」の中でもっとも古く、フィリピン最古の教会と言われています(1600年頃建立)。外観はどこにでもありそうなシンプルな造りですが、入った瞬間に息をのむほど美しい空間が広がっています。

白を基調に赤と黄色が散りばめられた煌びやかな内装で、天井からはいくつものシャンデリアが吊るされており、壁には色とりどりのステンドグラスが嵌め込まれています。建築と内装が一体となって空間を形作る、バロック様式ならではの壮麗な聖堂になっています。

内装で面白いのはアーチ型の天井です。写真で見ると天井に細かな装飾が彫られているように見えますが、実はこれはただの画でしかありません。一種のトリックアートのようになっており、サン・アグスチン教会の最大の見どころと言えるかもしれません。他にも、豪華なパイプオルガンや壁画など見るべき個所はたくさんあります。

礼拝堂には修道院が付設されています。現在では博物館として一般公開されており、絵画や彫刻などの美術品が展示されています。中庭を囲む回廊を展示場として利用しており、廊下の庭に面した側にはステンドグラスが使用されているため、光に彩られた厳かで幻想的な雰囲気のなかで美術品を鑑賞することができます。

もちろん、「フィリピンのバロック様式教会群」に含まれる他の三教会も、世界遺産に指定されているだけあってそれぞれに美しく、すべてを見て回るだけの価値はあります。“ビリャヌエバ教会”を除く三教会はフィリピン北部のルソン島に集中しているので、時間に余裕がない場合はそれらだけでも見て回るといいでしょう。

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