東南アジア世界遺産 - ネパール

仏陀の生誕地ルンビニ

ネパールにある仏陀の生誕地ルンビニは、その名の通り仏陀が誕生したと考えられている場所です。ネパールの南部、インドとの国境近くにある小さな村がルンビニです。仏教における四大聖地のうちの一つに数えられ、多くの仏教徒が巡礼に訪れる神聖な場所でもあります。1997年にユネスコの世界遺産に登録されました。

紀元前623年、仏教の開祖である仏陀(ガウタマ・シッダールタ)は、カピラバストのスッドーダナ王と摩耶夫人(マーヤー)の間に誕生したとされますが、その誕生の経緯には伝説があります。

ある日、摩耶夫人は6本の牙のもった白い象が体内に入ってくる夢を見ます。それから10ヶ月ほど経った頃、摩耶夫人は出産のために故郷へ戻る途中ルンビニの園で休んでいました。そこで無憂樹の枝に手を伸ばしたとき、腋の下から生まれてきたのが釈迦であったという話です。生まれたばかりの釈迦はまず7歩、歩を進めてから、右手で天を左手で地を指さして「天上天下唯我独尊」と口にしたと言われています。

世界遺産「仏陀の生誕地ルンビニ」の中心を占めるのがマーヤー・デーヴィー寺院です。当然ながら、この寺院には巡礼に来た仏教徒の姿が多く見られ、敬虔な祈りを捧げています。寺院内には上述の伝説にちなんだ、右手で天を左手で地を指さした仏陀の像が数多く納められています。

また、仏陀の生誕地ルンビニには、アショーカ王がこの地に巡礼した際に建立したとされる石柱が残っています。これはマーヤー・デーヴィー寺院の西面すぐ近くにあります。アショーカ王はマウリヤ朝の3代目の国王(紀元前268~232頃在位)であり、伝説では仏陀の入滅から100年後に誕生したとも言われています。インドほぼ全域を支配下に置き、仏教を奨励したことで歴史上有名な人物です。

他にも仏陀が産湯に浸かったとされる池など観光スポットはあるのですが、仏陀の生誕地ルンビニのハイライトは何といっても、仏陀が誕生したとされる位置を示したマーカーストーンでしょう。本当に正確な位置なのかどうかはわかりませんが、ケースに納められた石がピンポイントで生誕地を示しています。

世界宗教の一つであり現在でも世界に数多くの信者を持つ宗教を生み出した人物・仏陀。その彼がここで誕生し上述の奇跡を演じたと思えば、仏教徒でなくてもガラス越しに見る石に何かしら神聖なものを感じないではいられないでしょう。

現代風に言うとパワースポットとでも呼びうる「仏陀の生誕地ルンビニ」。日本人であれば誰しもが仏教に馴染みがあります。その開祖が誕生した地に訪れれば何かしらの感慨が生まれることでしょう。ネパールを旅行した際には、ぜひとも訪れてみたい世界遺産の一つです。

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