東南アジア世界遺産 - タイ

スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町

「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」は、タイの北部にあるスコータイ王朝時代の遺跡です。遺跡は一カ所に集中しているわけではなく、スコータイ歴史公園、シーサッチャナーライ歴史公園、カムペーンペット歴史公園、以上三つの歴史公園が併せてユネスコの世界遺産に登録されています。「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」という多少長ったらしい名称もそのことに起因しています。

スコータイ王朝はタイ族最古の王朝であり、13世紀から15世紀にかけてこの地に存続しました。「スコータイ」という言葉は「幸福の夜明け」を意味しています。一時は東南アジア世界における一大国にまでなりましたが、アユタヤ王朝(こちらの都跡もタイの世界遺産の一つ)に吸収される形でスコータイ王朝は消滅しました。

「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」に含まれる三つの歴史公園のうち、もっとも中心的なものがスコータイ歴史公園です。ここはスコータイ王朝の都があった場所で、東西1.8km、南北1.6kmに及ぶ城壁と三重の塀が巡らされています。

スコータイ歴史公園のメインは“ワット・マハータート”と呼ばれる仏教寺院です。道の左右に規則的に煉瓦の柱が並び、大きな仏像などが設置されています。「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」に存在するものの中で最大規模を誇る王室寺院であり、中心となる仏塔には特徴的な装飾が施されています。

また、巨大な白い漆喰の仏像が設置された寺院“ワット・シー・チュム”も有名です。この仏像は四方を高い壁で囲まれており、あたかも隠れるように外界から遮断された静けさの中に鎮座しています。窮屈と言えるほど狭い空間で出会う仏像は異様なほど迫力があります。

シーサッチャナーライ歴史公園は、スコータイ王朝第二の都市で副王が住んだ地とされています。こちらも城壁で周囲を囲われており、広さも相当なものです。城内城外を含め数多くの寺院が存在しており、スコータイ美術の遺産を存分に味わうことができます。

カムペーンペット歴史公園は、大国ビルマからの攻撃に備えるために建てられたとされる要塞都市の遺跡です。「カムペーンペット」という名称も「金剛の城壁」を意味しています。スコータイ王朝の軍事拠点でありながら、北部からの影響も受けており、カムペーンペット独自の建築様式を見ることができます。

冒頭でも述べたとおり、「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」には三つの歴史公園が含まれており、それぞれが距離的に離れた場所にあります。そのため全てを見て回るには移動を含めかなりの時間がかかります。しかしながら、スコータイ王朝はタイ文化発祥の地とも言え、どこを取っても歴史的に重要な資料です。遺跡はどれもタイの青空と緑に彩られており、たいへん魅力的でもあります。観光の際はぜひとも十分な時間を取って、ゆったりとこの世界遺産に触れてみると良いかと思います。

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