西・中央アジア世界遺産 - イラク

ハトラ

さて、イラク・シリア・パキスタンなどの世界遺産についてお話してきましたが、やはりもっとも面白い世界遺産は「ハトラ」かもしれません。

「ハトラ」は1985年にユネスコの世界遺産に指定されたイラクの世界遺産です。

ただの遺跡ではなく、「都市遺跡」という種類の世界遺産なのですが、ハトラはかつて砂漠地帯において繁栄をきわめた交易都市であり、あらゆる交易の中心となっていたスポットでした。

交易の中心地であっただけではなく要塞都市としての顔も持つこの世界遺産は、イラクを代表する世界遺産として知られています。

日本の人々からはまったく知られていないスポットですが、イラクの国民からは「神の家」として敬われているスポットです。

二重の城壁に囲まれたこの世界遺産は、かつてアラブ人が住んでいたとされており、かつての政治経済の形跡が色濃く残る軍事遺産でもあります。

というのも、もともとこの場所は、パルティア帝国のあった場所ではありますが、パルティア人が住んでいた訳ではなく「アラブ人」が生活している場所でした。

その当時あらゆる生産技術を身につけていたパルティア人が創り上げた「パルティア帝国」
の威力はローマ帝国をも凌ぐ勢いをみせており、そんなパルティア人に隷属していたのがアラブ人で、アラブ人たちは「許可を得て」ハトラを創っていたというような時代背景だったのです。

この世界遺産を観光しようにもこういった歴史背景を知らないのでは、まったく意味が分からない筈ですし、楽しめる点のきわめて少ない旅行になってしまいます。

もし世界遺産を観に行きたいのであれば、ある程度はイラクの歴史をチェックしておかれることをおすすめします。

ただし、この国はかなり危険な国です。

この国に観光へ行く日本人はよっぽど知りたいことがあるか、仕事でやむをえず行かなければならなかったかという人だけなので、イラクの人々も東洋人を見つけるとかなりビックリします。

世界遺産周辺で宿泊するにしても鍵がなかったりするので、家具を使って戸締まりをしなければならなかったりします。

そういった場所であっても、それでも、世界遺産を観に行きたいという方にはかなりおすすめなのですが、興味本位で観に行くと思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があるのでくれぐれも注意しましょう。

もちろん、水道水などは日本人が飲むと100パーセント体調を崩します。

免疫に自信のない方は、病気になるおそれもあるので要注意です。

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