西・中央アジア世界遺産 - キルギス

聖なる山スライマン=トー

「聖なる山スライマン=トー」はキルギスの南西部にあるオシュ市にある世界遺産です。キルギス第二の都市であるオシュは、首都ビシュケクから車で13時間ほどの距離にあります。その名の通り、古くから聖なる山として人々から崇拝されてきた山で、2009年にユネスコの世界遺産に登録されました。

「聖なる山スライマン=トー」という名称は、預言者とされるスライマーン(聖書に登場するソロモン王のこと)がこの地に逗留したという伝説にちなんでいます。現在では主にムスリムたちの崇拝の対象となっていますが、イスラム教が伝播する以前から1500年の長きにわたって霊山として信仰されてきたということです。シルクロードの要衝であるオシュの町の背景として、数多くの旅人を見守ってきた聖なる山なのです。

「聖なる山スライマン=トー」の麓には公園や「大シルクロード博物館」、それからコンパクトながら幾何学模様の美しい「アサフ・イブン・ブルヒーヤ廟」があります。山には実際に登ることができ、登山口には蓮の花を挟んだ両手を象った巨大なモニュメントが建てられています。
「聖なる山スライマン=トー」には数多くの洞窟があり、その内部に人間や他の生き物を描いた岩絵などが残されていたりします。石器時代の住居跡も発見されており、紀元前3000年頃のものだと言うから驚きです。登山道はきちんと整備されている上、至るところにお祈りをする祠のようなものや御利益のある岩などが点在しており、楽しみながら登ることができます。山の頂上には預言者を讃えて建てられた小さなモスクがあります。頂上からは眼下にオシュの町を一望することができ、とても気持ちがいいです。

「聖なる山スライマン=トー」でもっとも観光客の人気を集めているのは、山の中腹にある「文化史博物館」です。これはかつてソ連時代にレストランとして造られた空間を博物館として転用したものなのですが、なんと聖山をくり抜いて造った疑似洞窟なのです。下段から入り、山の中に造られた展示場を見て歩き、上段から出てくるという非常に面白い趣向になっています。

キルギス唯一の世界遺産「聖なる山スライマン=トー」。古くから信仰されてきた、現代風に言えばパワースポットとも言えるでしょう。世界遺産の山を背景に背負ったオシュの町自体も、中央アジア最大といわれる青空市場があったりして活気があります。中央アジアを旅行するさいには、すこし足を伸ばしてソロモン王が逗留したという聖なる山を訪れてみてはいかがでしょうか。

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