中米世界遺産 - ホンジュラス

コパンのマヤ遺跡

ホンジュラスの最西部、コパンの丘陵地帯の渓谷に古代マヤ文明の遺跡「コパンのマヤ遺跡」はあります。
海抜600mほどの盆地にコパン川が流れ、その北岸に紀元前1000年頃から人が住み始め、マヤの都市国家が築かれ、4~9世紀に最盛期をむかえました。

多彩な彫刻は3万点以上確認されています。 近隣のマヤ都市遺跡では石灰石を石材にしていますが、コパンでは周辺から取れるやわらかな凝灰岩を使用しているため、繊細で立体的な表現が芸術的に施されています。

世界遺産には3種類ありますが、ホンジュラスにある「コパンのマヤ遺跡」は文化遺産に分類されています。

ホンジュラスの世界遺産コパンのマヤ遺跡は、大きく分けて3つの地区で構成されています。

一つ目はラス・セプルトゥーラスというグルポ・ブリンシパルの北にある古代貴族の居住地区とみられる建造物郡です。 巨大なピラミッドなどの建造物はありませんが「書記官の家」と呼ばれる建物を始め約40の建物が配置されています。

二つ目のエル・ボスケは現在発掘中ですが、ラス・セプルトゥーラスと同じ居住地区と考えられています。

そして世界遺産のコパンのマヤ遺跡の見どころが三つめのグルポ・プリンシバル(プリンシバル・グループ)です。 グラン・プラサなど巨大な建造物のある地区です。

グルポ・プリンシバルにある球戯場は、メソアメリカには多く見られる球戯場遺跡の中でも古典期としては最大で、コート部分の両側が斜面になっており、そこには疑似アーチ状の観客席、斜面上部にはゴールと思われるオウムの頭部の石像があります。

神聖文字の階段と呼ばれる建造物もこのグルポ・プリンシバルにあります。
63段の階段に2500文字にもおよぶマヤ文字が刻まれていて、マヤ文字解読に大いに役立ちました。

この階段は第15代王のカック・イピヤフ・チャン・カーウィール(日本語で空を火で満たすカウィールの意味)が、第13代王ワシャック・ラフン・ウバク・カウィール(18兎)が反乱に負けキリグア王カック・ティリウ・チャン・ヨアート(カウアク空)に斬首されてから衰退していた王朝の復興をかけて建築しました。

第16代王ヤシュ・パッサフ・チャン・ヨアート(司書の夜明けの空)が建造した祭壇には四つの面にそれぞれ4人ずつ、計16人の王がそれぞれ自分の名前を意味するマヤ文字の上に座る彫刻が施されています。

別の建造物には第17代王の存在も記されていますが、第16代王の彼が王朝最後の王と考えられています。

ホンジュラスにある世界遺産のコパンのマヤ遺跡は、代々の王の健闘空しく衰退して行ってしまった哀愁を文化的にも芸術的にも素晴らしい遺跡として物語っているのです。

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