中米世界遺産 - パナマ
パナマのカリブ海側の要塞群:ポルトベロとサン・ロレンソ
南米の最南端の国、パナマ共和国にあるパナマのカリブ海側の要塞群:ポルトベロとサン・ロレンソは、パナマ共和国で最も早く世界遺産に登録された遺産です。これはポルトベロに残る5つの要塞跡と、サン・ロレンソ要塞の遺構から構成されています。

パナマのカリブ海側の要塞群:ポルトベロとサン・ロレンソの歴史を見ると、このパナマのカリブ海側の要塞群:ポルトベロとサン・ロレンソは、パナマ共和国の中央のカリブ海の海岸に17世紀から18世紀に構築された沿岸防衛のための要塞のことである。日本人に分かりやすく説明するのであれば、ジブラルタル海峡にあるジブラルタル要塞、もっと新しくなりますが、ナチスドイツが構築した西大西洋沿岸部要塞、日本で言うなら、規模も形も違いますが、東京のお台場みたいなものでしょうか。
このパナマのカリブ海側の要塞群:ポルトベロとサン・ロレンソ建設のおかげで、海賊などからの襲撃が減り、治安が安定したことからペルーなどをはじめとする南米各地からの金銀の集積地として、メキシコのベラクルス、コロンビアのカルタヘナと並んで、大西洋沿岸の貿易のハブとして繁栄していくことになりました。
ここの見どころとしては、鋳造された砲が見られることです。当時の砲は先込式の砲ですから、火薬を前から詰め、玉を入れて火縄か火つけ石で点火、発砲します。多分、砲のさびの状態から言って当時のものであると思いますが、実際行って確認してみるのもまた旅の醍醐味となると思います。また、要塞は敵を見渡せる位置に立地しますので、要塞から見る海の眺めは最高です。この景色を堪能するのもまた旅の醍醐味になると思います。
パナマのカリブ海側の要塞群:ポルトベロとサン・ロレンソ、実は見どころ満載の観光スポットです。
このパナマのカリブ海側の要塞群:ポルトベロとサン・ロレンソ、日本からの観光ツアーは皆無に等しいのです。ですから、パナマ共和国まで行って、そして現地に直接行くことをお勧めすることになります。
パナマ共和国へは、パナマシティまでの観光ツアーが多く出ていますので、アメリカの各地域の空港を、特にロサンゼルス空港などを経由して行くようになります。また、パナマ共和国に支店のある旅行会社に問い合わせをして、オプショナルツアーとして組み込めることをお勧めします。もちろん、旅行の達人であれば、自分自身で全ての行程を組み立てることが出来ると思いますが、初心者の場合、旅行会社を経由することをお勧めします。