南米世界遺産 - ボリビア

ポトシ市街

ポトシ市街は、ボリビアの南部にある都市です。アンデス山中、赤茶けた山々に囲まれてひっそりと佇むこの町は、鉱脈とともに栄枯盛衰をたどりました。

まず1545年、ポトシ山に大銀脈が発見され、その後もスズ、タングステンが続々と発見され、「富の山セロ・リコ」と呼ばれました。沢山のスペイン人が押しかけて町は一時的に大繁栄したのですが、銀鉱脈が尽きると同時にスペイン人は去り、あとには枯れ果てた町だけが残りました。しかし20世紀初頭に再び鉱山の地下資源が見直され、現在は活気を取り戻しています。この町のシンボルセロ・リコ銀山が、他の構造物とともに「ポトシ市街」として世界遺産に登録されました。奴隷制度の象徴として、負の世界遺産にも数えられています。

南米の中で、植民地時代の面影を最も色濃く残す街のひとつがポトシ市街と言われています。色とりどりの華やかさはありませんが、石畳の狭い通り、家紋を彫り込んだコロニアルな建物、バロック建築の教会など、ボリビアに溶け込んだスペイン文化を目のあたりにすることができる世界遺産です。

鉱物の色をした山に囲まれたポトシ市街には、アドベと呼ばれる日干しレンガと瓦屋根の家が立ち並んでいます。主な見どころは、植民地時代の旧国立造幣局、博物館となっているサンタ・テレサ聖堂・修道院、サン・フランシスコ教会・修道院、バロック様式のサン・ロレンソ教会などです。いずれも歩いて回れる範囲にあります。特にサン・フランシスコ教会・修道院の屋上からはポトシ市街を一望することができ、街全体の雰囲気をつかむことができます。また、街の中心は11月10日広場で、レストランもこのあたりに多いです。

また、ポトシ市街に繁栄をもたらしたセロ・リコ銀山は、ポトシ市街から、「コレクティーボ」と呼ばれる乗り合いタクシーで約20分のところにあります。この鉱山ツアーはかなりハードで、服も汚れます。旅行会社から長靴を借り、ヘルメットをかぶり懐中電灯を持って、頭を低くして歩きます。鉱物のにおいもあり、臨場感たっぷりの貴重な体験ができますが、それなりの心の準備も必要です。

この世界遺産・ポトシ市街に行く手段は、ボリビアの首都ラパスから長距離バスが10社以上運行しています。しかし、いずれも夜行です。また注意したい点として、ポトシ市街は標高4070メートルで、富士山頂よりも標高が高く、人が住む都市としても世界最高地点です。そのため、訪れる際は高山病に注意する必要があります。

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