南米世界遺産 - パラグアイ

ラ・サンティシマ・トリニダー・デ・パラナとヘスース・デ・タバランゲのイエズス会伝道所群

ラ・サンティシマ・トリニダー・デ・パラナとヘスース・デ・タバランゲのイエズス会伝道所群は、南米パラグアイにある世界遺産です。首都アスンシオンから、南部の中心都市イタプア県の県庁のあるエンカルナシオン市から、東にエステ市方向に向かい約40キロの地点にあります。観光資源の乏しいパラグアイ唯一の世界遺産です。

パラグアイの歴史を紐解くと、大航海時代にスペイン人が到来する前までは、穏やかな性格が特徴の先住民、インディオ・グアラニー人が住んでいたようです。インディオ・グアラニー人は、意外にも、インカ帝国に匹敵するほど広い領土を持っていたといいます。戦争を好まず、話し合いで領土を広げていったようです。

スペイン人到来後、17~18世紀にはイエズス会の宣教師がが訪れて、キリスト教の布教を行う為の多くの伝道所を造りつつ、先住民、インディオ・グアラニー人との共存を図りました。しかし、スペイン政府が、政府の統治が及ばないことを不満に思い、イエズス会の排除にかかりました。造った建物のほとんどを破壊して、イエズス会を追い出してしまたのでした。

現在では、最大級だったトリニダー教会を可能な限り修復して、今日の世界遺産として保存されています。ラ・サンティシマ・トリニダー・デ・パラナとヘスース・デ・タバランゲのイエズス会伝道所群には、そんなイエズス会の悲しい歴史が刻まれています。

遺跡内の発掘、整備は進んでおり、広大な敷地の中に当時の建物が点在しています。主な見所は、最も大きな建造物である大聖堂(Iglesia Principal) です。残念ながら屋根は破壊されてしまいました。しかし、それがかえって当時への想像を掻き立て、ロマンを感じさせます。

展望台(Observatorio)は、かつては「10キロメートル先にあるもうひとつの村も見渡せた」と言われたものでした。敵の侵入を見張るための設備だったようで、当時の緊迫感を十分に想像出来ます。その中央には大きな教会があり、それを囲んで様々な建物があります。教会はかなり破壊されてしまっており、前述の大聖堂と同様、天井等がありません。しかし、厳かな雰囲気は失われておらず、感じ入るものがあります。

この世界遺産、ラ・サンティシマ・トリニダー・デ・パラナとヘスース・デ・タバランゲのイエズス会伝道所群に行くには、エンカルナシオンから頻繁に出ているエステ方面へのバスに乗り、1時間くらいで行くことが出来ます。

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