オセアニア世界遺産 - バヌアツ

ロイ・マタ首長の領地

ロイ・マタ首長の領地は、バムアツで初めて世界遺産として登録されたところです。
ここは、バムアツの口承物語で語り継がれてきた伝説的なロイ・マタ首長の領地だった場所のうち、特にその生涯に関係が深かった場所が登録の対象となっています。

ちなみにロイ・マタというのは、バヌアツのエファテ島周辺の島々を支配していた最高位の首長の称号のことです。
世界遺産の登録対象となったロイ・マタは、1600年頃に活動していたと推定される最後の称号を保持していた人のことを指しています。

バムアツで語り継がれてきた口承物語では、ロイ・マタはエファテ周辺で続いていた部族間抗争を終わらせ、エファテ周辺の島々に平和をもたらしたそうですが、弟の放った毒矢に倒れたとされています。

1967年バムアツの発掘調査でそのお墓が発見されたことにより、ロイ・マタのお墓に関する伝承が正確なものであったことが証明されています。

日本からロイ・マタ首長の領地に行くにはニューカレドニア経由、もしくはオーストラリア経由の飛行機に乗らなければバムアツには行けません。
世界遺産があるロイマタの地があるのは、首都ポートヴィラの空港から車で40分ほどのところにあるマンガリリュ村です。

遺跡を見るためには事前にツアーの申し込みをする必要がありますので、遺跡に出発する前に現地のツアー会社などに申し込みをしておくとよいでしょう。
なおこの地の通貨はバツとなっていますが、空港や現地土産店などで気軽に両替ができるようになっています。

個々の公用語はビスラマ語ですが、英語が通じるところがほとんどですので、英語ができていれば迷うことは少ないでしょう。

ロイ・マタ首長の領地の見どころは、登録の対象となったロイ・マタの邸宅とフェルズ洞窟、エレトカ島です。
ファテ島の海沿いの一角に残っている遺構の世界遺産ロイ・マタの邸宅は、現在でも石の壁などが残されています。
この邸宅はロイ・マタが死んですぐ放棄されてしまったと考えられています。

フェルズ洞窟はレレパ島にある洞穴で、高さは35 m、幅が52m、奥行きは47mです。
地元に伝わる伝説ではロイ・マタが死んだ場所とされています。
洞窟の中の壁には、彩色がされた岩絵や岩刻画といった芸術作品が残されています。

これらの岩絵や岩刻画は、絵の具の放射性炭素年代測定によって、確かにロイ・マタの時代の絵であるということが証明されています。

そしてエレトカ島は、伝説ではロイ・マタの墓があると伝えられてきた場所です。
これ故、島そのものが長い間、先住民の間で足を踏み入れてはいけない土地とされてきました。

1967年に地元住民の許可を得たフランス人考古学者ジョズ・ガランジェが発掘調査を行った結果、伝承を裏付けるお墓が発見されました。
また、墓からは殉死者とみられる多数の人骨も発見されています。

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