タンザニア世界遺産

ザンジバル島のストーン・タウン

タンザニアにある世界遺産の一つとして知られるものに、ザンジバル島のストーン・タウンがあります。 タンザニアの東、インド洋にいくつも連なる群島の一つであるザンジバル島は、10世紀の頃のアラブ商人の定住地となりました。 また、大航海時代のポルトガルの占領下におかれた事、その後イギリスからの支配を受け、東西交易の中継拠点となった事など、様々な影響を受け発展した街並みが、世界遺産として認定された所以となっています。

ヨーロッパとアラブの両方の文化の影響を受けたその旧市街地は、3階建て以上の珊瑚と砂を混ぜた石造建造物からなることから、世界遺産ザンジバル島のストーン・タウンと称されています。

アフリカ大陸の商品は一度このザンジバルに集積された後、アラブ諸国へ輸出されていくため、中継点として多くの富を生みだしました。
財をなしたアラブ人たちが「コーラン」の一節や花などをモチーフとした繊細な彫刻によって飾り立てた門戸を連ねたり、イスラムモスクの建物が見られたり、支配者のヨーロッパ人が高い要塞を築いたりと、その街並みは特異的な雰囲気を醸し出すものと言われます。

その時代の、様々な歴史的背景を残す町並みであるからこそ、ザンジバル島のストーン・タウンを世界遺産と認定したのでしょう。

東アフリカから輸出されていく商品として主なものに、象牙とスパイスがあります。
タンザニアのこの島では、グローブをはじめとした様々な香辛料の栽培が盛んに行われていた事から、高値で売買される香辛料は大変重宝されていました。
象牙も同様で、東アフリカ全域から捕獲された象牙がここに集められていたのです。
これらの商品は、季節風に乗って北からやってきたアラブ人によって運ばれていきました。

そしてもうひとつ、ここから商品として莫大な利益をあげるものとして運ばれていったものに奴隷があります。
奴隷制度は1897年に廃止されましたが、19世紀頃には東アフリカ最大級の奴隷市場が置かれ、多くのアフリカ人が奴隷として集められ船にのせられていました。

現在では、奴隷市場の跡地には教会が建てられ、その隣には当時の黒人奴隷たちの姿を彷彿とさせるような銅像が建てられています。
負の遺産とも称されるこの遺産には、このようなさまざまな歴史的背景が含まれていすのです。

タンザニアの美しい海を望む、ヨーロッパ、アラブ、アフリカ、インドなど様々な文化が融合した特有の味わいの街並み、そして感慨深い歴史的背景といった観光地としても見ごたえのあるスポット言えるでしょう。

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