スリランカ世界遺産

ダンブッラの黄金寺院

スリランカのへその部分、ほぼ中心に控えめに盛り上がる岩々の中に太古の昔からスリランカの人々を見守っているダンブッラの黄金寺院はあります。紀元前1世紀、当時のシンハラ王朝の王は南インドからの侵略から逃れるためこの地に身を隠しました。

15年後に再び首都アヌラーダプラを奪取した王は、首都奪回に成功したのはこのタンブッラの地のおかげであるとその感謝の気持ちを表すためこの地に寺院を造りました。その後約2000年をかけて歴代の王たちが、増改築を繰り返し現在の形となりました。

世界遺産として登録されているダンブッラの黄金寺院で観光客に向けて公開されているのは、メインとなる5つの石窟です。公開されている5つの内部だけでも合計で約160体の石像があります。どの石窟の内部も修復が加えられているとはいえ保存状態がよく、黄金に輝く石像や壁画を見ることができます。

第1の石窟は一番古いものといわれており、中には巨大なブッダの涅槃像があります。その大きさはおよそ15メートル。建物にするとおよそ5階分の高さになります。石窟はそれほど大きいものではないので、中に入ると涅槃仏の大きさに圧倒されます。涅槃像は金箔でおおわれており、光り輝くブッダに鮮やかな色彩で装飾が描かれています。足の裏は鮮やかな朱色に白い花のようなペイントが施されています。また天井や壁も色鮮やかな絵が描かれていて、外側からは想像できないくらい華やかな造りになっています。ヒンズー教の神も祭られており、多くの人々から愛された寺院であったことがうかがえます。

第2の洞窟は5つのうち1番大きなもので、内部の天井画や壁画は圧巻です。ブッダや市松模様が描かれており、その天井画を見つめているだけでも時間がたつのを忘れてしまいそうです。この洞窟では湧水がわいており、人々から聖水としてあがめられています。現在でも僧侶が儀式の際に使用することがあるといいます。

第3窟は黄金色で造られており、他の洞窟よりも修復が新しいようです。キャンディ時代に建設されたといわれています。ブッダの坐像が多く祭られています。

第4窟と第5窟は他のものと比べるとコンパクトな造りになっており、修繕も新しく行われているようです。観光客のマナーの悪さで立ち入り禁止になってしまった場所もあるようで、壁や仏像に触れるなどの行為は決してしないように心がけましょう。第5窟は一番新しいもので、20世紀に造られたといわれています。洞窟の周辺には猿が生息しています。見学の際は注意しましょう。

何世紀にもわたって、手を加えられながら愛されてきた寺院は、現地の人々にとって大変尊い仏教寺院といえるでしょう。

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