モロッコ世界遺産

テトゥアン旧市街(旧名ティタウィン)

モロッコ王国の北部、ジブラルタル海峡から60km程内陸に入ったところに、世界遺産『テトゥアン旧市街(旧名ティタウィン)』が現存しています。

ここ『テトゥアン旧市街(旧名ティタウィン)』は、ヨーロッパにあるスペインとアフリカにあるモロッコという二つの大陸の中間に位置し、昔から領土戦争などで影響を受けてきました。なので、二つの大陸の文化が混ざり合い、独特の建築様式を持った建造物などが造られています。

もともと8世紀頃にイスラム教国家の下、栄えていた『テトゥアン旧市街(旧名ティタウィン)』。彼らはイベリア半島まで侵略していきました。しかし、15世紀後半にスペイン・キリスト教徒たちによるレコキンタス(スペインの領土奪還運動)により追い詰められ、最後の砦であったイベリア半島の拠点・グラナダが陥落すると、彼らはここ『テトゥアン旧市街(旧名ティタウィン)』へ逃れてきました。

一度スペインにより街は破壊されますが、逃れてきたムーア人(イスラム&ユダヤ教徒)たちにより、現在の『テトゥアン旧市街(旧名ティタウィン)』の原型の街並みが造られました。
その多くが「スペイン・ムーア様式」と呼ばれる建物で、イスラム文化にスペインのアンダルシア地方影響を受けた独特な造りとなっています。特に、住居は低い白壁の家々が密集して建てられています。この2つの融合の独特さ珍しさから世界遺産・文化遺産に認められました。
『テトゥアン旧市街(旧名ティタウィン)』の中央には大モスクもあることから、ベースはイスラム文化を色濃く受けている事がわかります。

現在は、『テトゥアン旧市街(旧名ティタウィン)』の入り口である「エル・ルーア門」をくぐると「ハッサン2世広場」が広がり、露店が多く出ています。テトゥアンの周辺には、オレンジやザクロなどの果樹園が広がっているので果物や野菜などのお店が多いです。

またテトゥアンの新市街は、旧市街とは相反してスぺイン色が色濃く残っています。新市街にはスペイン貴族の末裔が住んでおり、大理石の噴水や中庭付きの邸宅、内部の天井や壁には彫刻や壁画、床や柱にもタイルのモザイクが施されていてとてもきれいです。

テトゥアンは、地中海に面したリゾート地・マルティルにも近い為、そこへ行く人たちが行く途中に寄って、観光したりしていく街でもあります。
モロッコの旧市街(メディナ)の中では比較的小規模ですが、迷路のような入り組んだ路がないので、観光しやすい街になっています。

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