南アフリカ世界遺産

リフタスフェルトの文化的・植物的景観

南アフリカ共和国・北ケープ州のナマクワランド地方北西に、2007年に世界遺産に認められた『リフタスフェルトの文化的・植物的景観』が広がっています。

『リフタスフェルトの文化的・植物的景観』は、一見すると不毛で荒涼としたごつごつと険しい山が多くそびえたつ砂漠地帯です。更に言えば、気候もすさまじく厳しく、夏になると50度を超える日もある程です。その半面、夜は冷涼で、露が出来る程。この露が、この地域に生息する小型の哺乳類や爬虫類の水分補給となるのです。その為に、この土地ならではの動植物が生息し、伝統的に生活を営む民族もいるなど、文化的にも自然的にもとても貴重な場所なのです。

ここ『リフタスフェルトの文化的・植物的景観』では、砂漠地帯ならではの動物を見る事が出来ます。シカくらいの大きさのリーボックやダイカー、クリップススプリング、クーズー。サル科のベルベットモンキー。ネコ科だと、カラカルという体長65cm~90cmのオオヤマネコのような動物や、ヒョウなどが生息しています。いずれもこの地に適応した生態系を持ち、毛が短い、足が細く脚力があるなどなどの特徴を持っています。
鳥類も多様性があり、バードウォッチングにとても適しています。

そして『リフタスフェルトの文化的・植物的景観』では、世界一の多肉植物・巨大植物の生殖地でもあります。特にアロエ属が多く、アロエ属でも最大の大きさのアロエディコトマもここで見る事が出来ます。アロエディコトマは、大きいものでは10mもの高さになり、果肉に水分を沢山含ませる為、『リフタスフェルト』の様な雨のほとんど降らない地域でも生きていくことが出来るのです。

『リフタスフェルトの文化的・植物的景観』が世界遺産になったもうひとつの理由が、この地に2000年も前から生活し続けてきたナマ族の存在です。

半遊牧民で、ヤギや山ヤギを飼い、土地のものを食べ生活している民族です。移動式の住居であるハル・オムスと呼ばれる、木と布で作ったテントに代々住み、3~4か月ごとにヤギの食べる草や水を求めて移動しています。
この様に、独特な動植物と伝統的生活を現代でも続けるナマ族の暮らしが認められ、世界遺産となったのです。

南アフリカ・北ケープ州は、『リフタスフェルトの文化的・植物的景観』だけでなく、「グガラガディ・トランスフロンティア公園」も有名です。同じナマクワランド地方にあり、なんと200万ha以上で、アフリカ大陸南部で最大規模の自然保護地域です。ここでは、とても希少な≪黒いたてがみのライオン≫を見る事が出来る事で知られている公園なのです。

また、北ケープ州にはかつてのダイアモンド採掘の街・キンバリーがあります。ここには≪生きた博物館≫と言われる「キンバリー鉱山博物館」があり、ダイアモンド採掘時代の街並みがそっくり再現されています。

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