ハンガリー世界遺産

ホッローケー古村落とその周辺地区

1987年に世界遺産に登録された「ホッローケー古村落とその周辺地区」は、ハンガリー共和国・ノーグラードにある村です。首都・ブダペストの北東約91kmのところに位置し、バスで一時間半程で行くことが出来ます。この「ホッローケー古村落とその周辺地区」は、人が住んでいる村としては初めて世界遺産に指定された場所でもあります。

ホッローケーの古村落は、ハンガリーで≪最も美しい村≫と言われています。その所以は、ハンガリーの伝統的な集落を今日まで良好な状態で残しているからです。

また、この村の周辺は低い山々が連なる「チェルハート山脈」に囲まれており、自然環境豊かな場所でもあります。この周辺環境は自然保護区にも指定され、守られています。

このホッローケーの村がここまで良い形で残すことが出来たのには訳があります。一つは、地質が悪く貧しい土地であった為栄えず、鉄道や幹線道路などが近くに造られなかった為。またもう一つは、ハンガリーが高度経済成長に入った時期にも全く影響を受けなかった為といわれています。

よって、伝統的な≪パローツ様式≫と呼ばれる建築様式の家々や建物、石畳の通りなどが国の発展や外国文化の影響を受けず守られてきたのです。

この独特なパローツ様式の家は、白い壁が特徴的です。泥と藁を混ぜ合わせたものに、石灰を塗り造り上げられています。屋根も三角の入母屋根。そこには各家が家紋を透かし彫りにし、他の家と区別しています。

この村には民族衣装も代々受け継がれています。美しい刺繍が施されているもので、女性の正装の多重のスカートやエプロンにこの刺繍が施されています。今では、観光の際にこの民族衣装を着た女性がお菓子を作ったり民族舞踊を踊ってくれるレセプションで見ることが出来ます。また、3月~4月の復活祭(イースター)の時期でもパレードなどで見ることが出来ます。

世界遺産「ホッローケー古村落とその周辺地区」とは、実は細かく見ると、≪コミュート・ラヨシュ通り≫から≪ペテーフィ・シャードル通り≫に並ぶ約65棟の建物と、周辺の菜園やホッローケー城を指しているといいます。

特に≪コミュート・ラヨシュ通り≫には是非観光すべき名所がいくつかあります。この通りは村のメインストリートです。伝統文化を知ることのできる『村の博物館』や『郵便博物館』、『人形博物館』『カトリック木造教会』などが残されていて見どころとなっています。

また≪ペテーフィ・シャードル通り≫には、主に伝統工業を見ることが出来ます。代々受け継がれてきた陶芸や彫刻などの工房があり、作品が展示されているので気軽に見ることが出来ます。

その他に、ホッローケー古村落とその周辺地区の歴史の跡地ともいうべき≪ホッローケー城≫も観光スポットとなっています。標高365mのサールの丘に建造された、かつての防塞城です。

「ホッローケー古村落とその周辺地区」は、今では毎年2~3万人もの観光客が訪れています。この村は観光業で成り立っているのです。しかし、保護区という面もある為様々な悩みも抱えている現状があるといいます。もし訪れる際には、是非自分も村を守っていくという意識を持って観光してみると更に思い入れのある旅行になると思います。

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