ハンガリー世界遺産

パンノンハルマの千年の歴史を持つベネディクト会大修道院とその自然環境

1996年に世界遺産に登録された『パンノンハルマのベネディクト会大修道院とその自然環境』は、ハンガリー共和国の都市・パンノンハルマにあります。

パンノンハルマのランドマークにもなっているベネディクト会大修道院は、ハンガリー最古の歴史的建造物なのです。都市に隣接する「聖マルティスの丘」と呼ばれている標高282mの小高い丘の上に建造されたのは、996年のことでした。

その後、記念すべき建造千年の記念として1996年に、『パンノンハルマの千年の歴史を持つベネディクト会大修道院とその自然環境』という名で世界遺産に登録されました。 

『パンノンハルマのベネディクト会大修道院とその自然環境』は、当時の王族・ゲーザ大公の命によりロマネスク様式で造られた修道士の住まいでした。

その後、破壊されましたが1137年に再建。13世紀初頭には、初期ゴシック様式で造られた天井なども建造されました。1486年には、当時の国王であるマーチャーシュ1世により、全体的にゴシック様式に大改築されました。

しかし16世紀に入ると、オスマン帝国の侵攻に合わせ要塞として使用され、約一世紀半もの長い間、一時的とはいえオスマン帝国にベネディクト会修道院を渡さなければなりませんでした。
18世紀にようやく戦いで損傷した建物の修復が行われることとなり、再建がすすめられました。この時、バロック様式で豊かな装飾や拡張が施されました。

現在の形になったのは1832年のことです。古典様式の図書館や塔が造られました。
しかし再び、今度は第二次世界大戦の影響によりベネディクト会修道院は共産主義政権に押収され、ハンガリーが民主化する1990年頃にようやくベネディクト会に返還されることとなったのです。

千年もの長い間、ハンガリーの歴史の移り変わりを見てきた『パンノンハルマのベネディクト会大修道院とその自然環境』には、多くの著名な方々が訪問されています。

特に宗教的重要人物の面々が多く訪れており、その顔ぶれは第15代モスクワ総主教「アレクシィ2世」や第264代ローマ教皇「ヨハネ・パウロ2世」、第14代「ダライ・ラマ」などなど。
ベネディクト会大修道院がどれ程歴史上でも宗教上でも重要なのかがわかる気がします。

『パンノンハルマのベネディクト会大修道院とその自然環境』の見どころや名所なども数多くあります。
例えば、ベネディクト会大修道院の中では、13世紀に建設された≪バシリカ式聖堂≫や36万巻にも及ぶ蔵書をもつ≪付属図書館≫、バロック様式で建造され壁面にいくつかのトリックアートが残されている≪会食堂≫などがあります。

また現在のハンガリーを含む周辺地域にマジャール人が入植してから千年を記念してカルパティア山脈の盆地に造られた≪記念建造物≫の7つのうち1つを見ることが出来ます。
この記念建造物は、高さ約26mのドームであり、ハンガリーの王冠を表すレリーフが描かれています。

今日でも約50人もの修道士がこのベネディクト会大修道院で暮らしています。今でもその歴史を感じることが出来る修道院はなかなか現存されておらず、ベネディクト会大修道院がどれ程貴重な建造物かがわかります。

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