フィンランド世界遺産

ラウマ旧市街(2)

旧ラウマ市街地はゆっくりと散策をしても半日もあれば回り切れる広さです。 建築物一軒一軒の美しさや町の小道、石畳、また教会などに囲まれて散策するとそこは物語にでてくる舞台を歩いているような気分にさせてくれます。 単に保存されているだけでなく、その多くが私有物であるため現在も生活をする場として、博物館、店舗として実際に利用されていますので、カフェや博物館でのひとときを楽しみながら過ごすことができます。

特に有名なのがキスルティ・ハウス(航海士の家)とマレラ・ハウス(船主の家)です。
どちらも博物館になっており、中に入って当時の生活を垣間見ることができます。
(ただしマレラ・ハウスは建物の外見は19世紀のものです)。
特に大船主であったマレラ・ハウスは規模も大きく、内部も豪華な作りとなっています。
外国からとりよせた調度品であふれる部屋の中にはひときわ目をひく、豪華な装飾のストーブもあります。
当時はストーブの豪華さこそ裕福さを表すものであったとか。

そして一部の部屋には戦争の傷跡を残す物が飾られた展示室となっています。
1940年にソビエトの侵入の為空襲が起きたのですが、それに抵抗してたたかったラウマの人々の苦労を知ることができます。
それでも今もなおこの街並みを保っていることが奇跡のように思えます。
しかし保っているからこそ世界遺産にもなったのかなと感じました。

旧市街地中心部ある聖十字架教会は15世紀に建てられたもので、木造建築物がほどんとであるなかの数少ない石造建築物です。
白壁と石、そして周囲の木々がまた一段と美しいのですが、内部の天井には16世紀ごろにかかれたキリストの生涯を描いたフレスコ画が現存しています。
これ以外にも15世紀に作られた聖三位一体教会があったのですが、消失しています。

このラウマ旧市街を利用した土地の伝統産業であったボビン・レースに由来するレースウィークが行われます。
音楽・料理・ダンスで賑わうお祭り的なイベントで、とくに夜に行われるブラックレースでは、露店が立ち並び、夜遅くまで飲食店がひらき、人々の賑わいであふれかえります。
もともとこのラウマはボビン・レースという高級レースで有名でした。

18世紀ごろヨーロッパでは手の込んだラウマのボビン・レースは人気があり、冬の間レースを編むことがラウマの女性の仕事だったのです。
当時の女性は5、6歳ごろからレースを編み始めて技術をみがいていたといわれます。
流行は去ってしまったものの、1㎝編むのに一時間はかかるというこのラウマのボビン・レースは今もなお技術を残すべく務められています。
そしてまた、世界遺産の旧ラウマ市街地にはこのボビンレースの博物館も存在しますので、その繊細な美しさを楽しみに行くのもよいのではないでしょうか。

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