アルゼンチン世界遺産

コルドバのイエズス会伝道所とエスタンシア群

南米アルゼンチンにはコルドバのイエズス会伝道所とエスタンシア群と呼ばれる一連の歴史ある施設があります。 文化遺産として2000年に世界遺産に登録された価値あるものです。

世界遺産のイエズス会とはキリスト教のローマ・カトリック教会の修道会の1つで、コルドバのイエズス会伝道所とエスタンシア群は、17世紀から18世紀頃、アルゼンチン中部にあるコルドバ州にイエズス会によって建設されたものです。

イエズス会の修道士たちが布教のためアルゼンチンに入植した際に建造した教会や住居、学校、図書館、農園、牧場などの集落跡になっています。
その中学校の1つは現存して、名門のモンセラ中等学校になっていたり、イエズス会の旧高等学校であった建物は、現在のコルドバ国立大学の総長棟として利用されています。
コルドバ大学は南米において最古の大学としても知られています。

農園は、施設を建築したり維持するための収益源として営まれたものです。
コルドバ州にイエズス会によって開拓・運営された6つの農園があり、エスタンシアと呼ばれれていました。
カロヤ、ヘス ス・マリア、サンタ・カタリナ、アルタ・グラシア、カンデラリア、 サン・イグナシオの6つのエスタンシアです。

エスタンシアにおいては、それぞれの地域において、中心となる教会が建てられ、学校などの生活に必要な施設が造られ、街ができあがっていきました。
その当時、アルゼンチンの領土内においても、一国に相当するだけの組織力を備え、生産から流通、行政や教育など、あらゆる都市機能が整備され、一種の独立を保っていたといいます。
特にアルタ・グラシアの町では、伝道施設と密接に結びついて発展を遂げました。

コルドバのイエズス会伝道所とエスタンシア群は1767年、アルゼンチンを支配したスペイン王のカルロス3世がイエズス会の植民地退去を命じたことにより、イエズス会の手から離れてしまいましたが、その歴史の跡が、今でも建造物を通じて見ることができることから、文化性があり将来に受け継ぎたい財産として高い評価を受け、世界遺産に選ばれました。

現在、サン・イグナシオは残念ながら消滅していますが、イエズス会エスタンシアの道と呼ばれるエリアが長さ250kmに及んで続いており、その道沿いにエスタンシアが並んでいます。
今でも現存するエスタンシアや荘厳な教会、現在も利用されている学校などの建物は見学が可能で、アルゼンチンにある世界遺産として観光客が訪れています。

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