アルゼンチン世界遺産

イスキグアラスト/タランパヤ自然公園群

アルゼンチンの北西部に世界遺産のイスキグアラスト/タランパヤ自然公園群と呼ばれるエリアがあります。 イスキグアラスト/タランパヤ自然公園群の一部を形成するイスキグアラストでは、サン・フアン州の北東部に位置しており、1930年頃から古生物の研究が始まり、1941年には地質調査をした際に、70種類もの植物の化石が発見されたと言われています。

さらに1958年にハーバード大学のローマー博士が化石密集層を発見し、世界の研究者によって広く注目されるに至りました。
現在はアルゼンチンのサン・フアン大学に研究が委ねられており、1970年にこの一帯603.7 平方キロメートルがイスキグアラスト州立公園として保護されることになりました。

世界遺産のタランパヤ国立公園はイスキグアラスト州立公園と隣接したラ・リオハ州にある国立公園です。
地理的には、東西を山脈に囲まれ、標高が1500メートルほどの高台にある2,150平方キロメートルにわたる盆地です。
タランパヤ渓谷では、イスキグアラストから繋がる連続した地層を見ることができます。
またこの地域特有の植物の化石や、コンドルやラマ・グアナコ・キツネ・ウサギなどの、この地域に生息する動物たちの化石も発見されています。

2つの公園で構成されるアルゼンチンの世界遺産イスキグアラスト/タランパヤ自然公園群は併せて2,753平方キロメートルの広大な面積をもち、いずれの公園も標高は1,300m以上ある高地に位置しています。
この地域には三畳紀の陸上の堆積物が多く、地層の表面に露出が見られます。
そのなかには、最初期の恐竜やその時代の爬虫類の化石も数多く発見されています。

イスキグアラスト州立公園にある月の谷と呼ばれる場所では、ディノザウルスの足跡や化石が発見されています。
この発見は、2億年前に生息したとされる恐竜の存在を裏付けるものとなりました。
地質学史において三畳紀と言われる2億4,500万から2億800万年前の大陸化石が、これまでに最も完璧な形で見つかり世界的にも大きな注目を浴びました。

また、イスキグアラスト/タランパヤ自然公園群の地層に連なる6段階の地質形成からは、広範囲にわたって、現代生物の祖先にあたるとされる種の化石が発見されています。
これらの発見により、三畳紀の時代の古代環境における脊椎動物の進化や自然の移り変わりが解明される研究成果が上がっています。
このように、アルゼンチンのイスキグアラスト/タランパヤ自然公園群は古代史や考古学史、生物の誕生や進化の歴史を辿り解明するうえで、とても貴重なものであり、世界遺産として高く評価されたことがうなずけます。

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