エチオピア世界遺産

歴史的城塞都市ハラー

世界遺産に登録されている「歴史的城塞都市ハラール・ジュゴル」は、エチオピア連邦民主共和国の東部、ハラリ州の州都・ハラールにあります。 エチオピアの首都であるアジスアベバから約500キロ離れたエチオピア高原の東に位置し、海抜1885mという高地に存在しています。
世界遺産名の歴史的城塞都市ハラール・ジュゴルのジュゴルは「城壁」を意味します。州都ハラールの街は城壁に囲まれた街なのです。

この城壁は16世紀頃造られたと言われています。当時のハラールは、エチオピア帝国の臣下であるアダル・スルタン国の一部でした。首長のヌル・イブン・ムジャヒトの命により造られましたが、前首長アフマド・イブン・イブリヒム・アル=ガージーが侵略戦争を仕掛け領土を拡大。その為、エチオピア帝国までもを脅かしたことでハラールの街が危険にさらされた為でした。

5つの城門と高さ4mにも及ぶ巨大な城壁を設け、エチオピア帝国を始め周辺のキリスト教帝国との戦争に備えたのです。

その後、1875年にエジプトに征服されましたが10年後には再び独立。しかしながらたった2年でエチオピア帝国の支配下になってしまいました。

この様な歴史を持つ、世界遺産・歴史的城塞都市ハラール・ジュゴル。歴史的要因だけでなく、残されている建物の文化的貴重さからも世界遺産登録の理由になっています。

実はこの歴史的城塞都市ハラール・ジュゴルの中には82のモスクがあり、メッカ・メディナ・エルサレムに次ぐイスラム教の「第4の聖地」と考えられています。実際にハラールはアフリカ東端部でイスラム勢力の中心でもありました。

有名な建築物として是非観光する際には訪れてほしい見どころは「メドハネ・アレム大聖堂」や「ジャン・モスク」。これらはイスラム教の信仰を思わせる場所です。

他にも、歴史的城塞都市ハラール・ジュゴルの特徴としては、独特な文化を築きあげてきたところ。詩人家や織物業、箱細工、製本術、コーヒーなどが盛んに行われていました。

今でも、ハラール市街では手先の器用な職人が多くお店を出しており、お土産としても人気があるとか。
歴史的城塞都市ハラール・ジュゴルの文化に貢献した有名な詩人アルチュール・ランボーもこの地を愛し、住んでいました。その生活していた家である
「ランボー・ハウス」も観光地として有名です。

また地域文化が繁栄していた為、交易も活発でした。それもそのはず!ハラールは、エチオピア各地とアフリカの角(ソマリア全域とエチオピア一部を含む地域。アフリカの東端部)、アラビア半島を結んでいた中心的交易地であり港も開かれていたので遠い外国諸国とも通じていました。

他国にも世界遺産に登録されている有名な城塞都市として、フランスの「カリカソンヌ」やメキシコの「カンペチェ」などもあります。
その中でも、イスラム教・キリスト教・エチオピア正教などいくつもの宗教が
歴史的に移り変わり、その結果の一つとして独自の文化を作り上げてきたハラール・ジュゴル。

是非その世界観を実際訪れて体感してみてください。

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