エチオピア世界遺産

ラリベラの岩窟教会群

1978年に世界遺産に登録されたラリベラの岩窟教会群は、エチオピア高原の北東部、標高3000mという高地に13世紀頃造られました。 このラリベラ岩窟教会は二つの教会群と単体の一つ、合計11個もの教会で構成されています。

ラリベラの岩窟教会群は、当時のエチオピア王朝のサグウェイ朝ゲブレ・マスケル・ラリベラ王の命により『第二のエルサレム』を造るため建築されました。

それも、約2万人もの人々が24年という長い歳月をかけて…
歴代のエチオピア王の中でも特に熱心にキリスト教を信仰していた王は、エルサレムへの巡礼道を北部イスラム教徒により占領されてしまった為、時間と労力をかけても造りたかったのでしょう。

ラリベラ岩窟教会群が世界遺産に認定されている所以は『一枚岩を下へくり抜いて造られている』という点です。

岩をくり抜いて、建物だけでなく窓や部屋、壁画までも堀り造られています。
その建造方法は現代の技術でも解明出来ないとのこと…昔の人々の知恵には度々驚かされますね!!

11個のラリベラ岩窟教会群の中でも世界遺産として代表的なのは『聖ギオルギス(ギョルギス)教会』と『聖救世主教会(メドハネ・アレム)』です。

『聖ギオルギス教会』は別名「ノアの方舟」とも呼ばれています。
高さ12mの3階建てで、外観は十字架の形をしている最も有名な岩窟教会です。

その壁面には聖書に描かれた様々な場面を再現しています。
キリストが誕生したヘムの馬小屋や洗礼を受けたとされるヨルダン川、昇天したオリーブ山などです。
ここまで細かく、凝った造りをしているところからも信仰の強さを感じます。

そしてもう1つ有名なのが『聖救世主教会』です。
こちらは世界最大級の岩窟教会として知られています。
高さ12mで規模はおよそ800㎡という大きさです。ちょっと大き目の駅くらいでしょうか。

この規模を掘るのですから大したものです。
この教会の内部には空っぽですが3つのお墓があり、それぞれ新約聖書にのっている〈アブラハム・イサグ・ヤコブ〉のものと言われているそうです。
まさに救世主を祭る教会として造られているのでしょう。

その他にもラリベラの岩窟教会群には、エマヌエル教会やガブリエル・ラファエル教会などがあり、その壮大で神聖な教会群に巡礼者たちだけでなく観光客の人々も崇めずにはいられないでしょう。

特にクリスマスの時期には6万人もの巡礼者がラリベラ岩窟教会群に訪れ、キリストの誕生を祝います。
観光客でも気軽にその様子を見ることができ、観光する最適な時期となっているようです。
もし旅行する機会があれば是非この季節にエチオピアへ行ってみたいものです。

岩窟教会は世界で見れば「ブルガリアのイヴァノヴォ」や「イタリアのマテーラ」なども世界遺産に指定され有名ですが、その中でもラリベラ岩窟教会群は最も宗教の影響を受け今でも多くの巡礼者が訪れています。
ラリベラの岩窟教会群は世界遺産としても聖地としてもずっと時代を超えて永遠と崇拝され続けるでしょう。

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