エチオピア世界遺産

ゴンダール地域のファジル・ゲビ

エチオピア連邦民主共和国アムハラ州の都市ゴンダールというアフリカ大陸の一角に、中世ヨーロッパを思わせる古城が立ち並んでいます。 1979年に世界遺産に指定された「ゴンダール地域のファジアル・ゲビ」の王宮群です。

世界遺産「ゴンダール地域のファジル・ゲビ」は、エチオピアの首都・アジスアベバより北へ約600km、エチオピア最大の湖であり青ナイル川の源流であるタナ湖の東に位置した、標高2000mを超える高地に建てられました。

17世紀初頭、ソロモン朝のファシラダス皇帝が当時の首都をアクスムよりゴンダールに遷都しました。18世紀頃には人口も10万人を超え、アフリカ内ではエジプト・カイロに次ぐ大都市となっていました。

その様な大都市に出来た「ゴンダール地域のファジル・ゲビ」。≪ファジル・ゲビ≫とは、〈王宮〉という意味ですが、ファシラダス皇帝以前のエチオピア皇族たちには王宮という留まった住まいはなく、テントや粗末な城を転々としていました。しかし、ファシラダス帝は権威を示すため「ゴンダール地域のファジル・ゲビ」を造らせたのです。

大きく3つの王宮群があり、最大のものには6つもの宮殿や12か所の城門があります。ゴンダール様式と呼ばれる独特な建築様式で建てられており、アフリカにいるのに異国に来たと思わせる雰囲気を醸し出しています。その中でも有名な『ラス・ミカエル宮殿』には皇帝たちのお風呂であった「ファシリダス・バス」という巨大なプール程の大きさのものまであり、皇族たちは水浴びなどもしていたと言われています。

もし訪れるなら1月の「ティムカット祭」の時期がオススメです。このファシリダス・バスに膝くらいまでですが水が張られ、当時の面影を観ることができますよ。

他にも歴代王たちがキリスト教を信仰していた為、ファジル・ゲビには44もの聖堂が点在しています。その中にエチオピアで最も有名な教会『ダブラ・ブラハン・セラシェ教会』があります。17世紀にイヤス王により建てられ、壁面から天井までフレスコ画でエチオピア正教の宗教画が描かれています。

「エチオピアの天使」という羽の生えた80体もの不思議な顔が描かれている壁画。これは、聖ヨハネを象徴しているといわれています。また、有名な「最後の晩餐」もエチオピア正教風に特有の赤・青・黄を多様して描かれていて、キリスト教への信仰心が伝わってきます。

世界遺産「ゴンダール地域ノファジル・ゲビ」は、エチオピアの歴史でも大きな意味を持ち、尚且つイスラーム建築・インド建築・バロック建築など多様な文化を取り入れている珍しい宮殿群です。ゴンダールの都市の中でも高地の丘の上に建てられており、見晴らしもよく観光地として今なお人気です。是非一度は訪れたい場所ですね。

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