オランダ世界遺産

Ir.D.F.ヴァウダヘマール(D.F.ヴァウダ蒸気水揚げポンプ場

ヨーロッパの旅と言えば、中世の街並みや古城、牧歌的な風景などを求めがちかもしれませんが、近代以降の産業による文化に興味をそそられる人も結構いらっしゃると思います。最近はやりの “大人の工場見学”と同じような感覚でしょうか。ヨーロッパにおける産業革命以降の建造物への観光は、一般的なツアーには外されていることが多く、通の楽しみとしてお勧めです。

その一つが、オランダの世界遺産「ヴァウダ蒸気水揚げポンプ場」です。1920年に作られて以来、現在も稼働中であり、1998年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。

●近現代のオランダ王室
世界遺産「ヴァウダ蒸気水揚げポンプ場」が建設された20世紀初頭は、第一次世界大戦直後でした。19世紀初頭に成立したオランダ(ネーデルラント)王国においては、ウィルヘルミナ女王の統治時代です。

その後第二次世界大戦が勃発すると、オランダはドイツに占領され、女王は亡命。戦後の1948年に退位するまでの50年間の親政は、王国にとって激動の時代でした。

その後はユリアナ女王、そして1980年に、現在の元首ベアトリクス女王が即位しています。現女王は、日本に公式訪問した初めてのオランダ元首であり、2006年には皇太子夫妻の長期静養を受け入れるなど、日本との良好な関係を築いています。

●世界遺産「Ir.D.F.ヴァウダヘマール(D.F.ヴァウダ蒸気水揚げポンプ場)」の見どころ
オランダを代表する風車は、干拓のためにたくさん作られましたが(「ベームスター干拓地」記事参照)、19世紀後半になると、蒸気式のポンプによって、水をくみ上げ、排水する技術が導入されるようになりました。

オランダ北部レメルにある、世界遺産「ヴァウダ蒸気水揚げポンプ場」は、その代表例であり、ヨーロッパ最大の蒸気水揚げポンプとして有名です。
往時はオランダ国内に蒸気式のものが700以上もあったと言われていますが、現在は電気や石油がほとんどです。しかし、このヴァウダのものは現在も使用されており、そのことも評価されています。

このポンプにより、レメルの街は水没を免れたとも言われています。ちなみに名称は、技師D.F.ヴァウダから呼ばれるようになりました。見学には、ガイドツアー方式となっており、一部は博物館として公開されています。

●フリースラント水上スポーツ観光
「ヴァウダ蒸気水揚げポンプ場」は、フリースラント州の排水のために建設されました。フリースラント州は、ヨーロッパでも有数の湖水地方であり、ウォータースポーツが盛んです。

州内の街は、水路で結ばれており、4つの国立公園「ラウスメール」、「スヒールモニクオーホ」、「ドレンツ=フリース・ウォルド」、「アルデ・ファーネン」があります。ボートで巡ったり、サイクリングを楽しむのも人気です。

他にもワデン海でセイリングもお勧めです。
夏には、さまざまなウォータースポーツのイベントがあることでも有名です。「スクッチェシレン・チャンピオンシップ」や「スネークウェーク」は、ヨーロッパでも有名なイベントで、多くの観光客が集まります。

国でさがす
イタリア
スペイン
中国
フランス
ドイツ
メキシコ
イギリス
インド
ロシア
アメリカ
オーストラリア
ブラジル
ギリシャ
日本
カナダ
スウェーデン
イラン
ポルトガル
ポーランド
チェコ
ベルギー
トルコ
オーストリア
ペルー
スイス
韓国
オランダ
ブルガリア
エチオピア
キューバ
アルゼンチン
クロアチア
ノルウェー
フィンランド
ルーマニア
ハンガリー
チュニジア
南アフリカ
モロッコ
スリランカ
アルジェリア
エジプト
タンザニア
インドネシア
ベトナム
コロンビア
オセアニア
南米
中米
西・中央アジア
東南アジア
中東諸国
アフリカ
旧ユーゴ
バルト三国
旧ソ連地域
中央ヨーロッパ
北欧
知られざる小国