オランダ世界遺産

キュラソー島の港町ヴィレムスタッド歴史地域

オランダの黄金時代であった17 世紀は、植民地を拡大した海上王国として、世界の海に乗り出していました。オランダ領東インドや台湾、セイロン島(スリランカ)の他、南北アメリカにも植民地を持っていたのです。20 世紀半ばには、それらの植民地は独立しましたが、その名残がカリブ海にあります。 キュラソー島にはランダ植民地時代の街並みが残っており、1997 年には「キュラソー島の港町ヴィレムスタッド歴史地域」として世界遺産(文化遺産)に登録されました。

●カリブ海のキュラソー島史
オランダ王国は、ヨーロッパの本土の他、カリブ海のBES 諸島(ボネール島、セント・ユースタティウス島、サバ島)と、単独の自治領であるカリブ海の3 島(アルバ島、キュラソー島、シント・マールテン島)で構成されています。

このカリブ海の6島は、15 世紀にスペインによって“発見”され、17 世紀にオランダの植民地となりました。しかし第二次世界大戦中、本国のオランダがドイツの占領下となったことで、島々はアメリカとイギリスの占領下に変わります。

このため、島内では自治を求めるようになり、戦後の1954 年、オランダ王国を構成する対等なパートナーとして「オランダ領アンティル」が成立しました。

2010 年にアンティルは解体され、前述のように単独の自治領となった島と、現状維持のままオランダ本国に編入される島とに分かれ、現在に至っています。

キュラソー島の首都ヴィレムスタッドは、「オランダ領アンティル」の首都でもあったため、世界遺産に登録された1997 年の登録名は、オランダ領アンティル、キュラソー島となっていました。

●世界遺産「キュラソー島の港町ヴィレムスタッド歴史地域」の見どころ
ヴィレムスタッドは、その歴史から元々のカリブの文化に、オランダ、そして奴隷貿易の拠点となっていたことから、アフリカ系の文化も入っています。カリブの空と海にマッチしたカラフルさと、オランダ植民地時代の歴史的な建物が並ぶ、この地ならではの光景です。

ヴィレムスタッド歴史地域は、「セント・アナ・ベイ」の入江を境に、東がプンダ地区、西がオートラバンダ地区となっています。二つの地区をつなぐのは、「クィーン・エマ橋」です。プンダの方には、お店や博物館が集まっている観光の中心地で、一方のオートラバンダは住宅街です。

●カリブ海のオランダ観光
カリブ海のオランダで特に人気の観光地は、キュラソー島とアルバ島になるでしょう。

キュラソーは、世界遺産となっている「ヴィレムスタッド歴史地域」の散策の他に、ダイビングやスパ、ゴルフなどのリゾートが人気です。またイルカと遊泳が楽しめる「キュラソー・ドルフィン・アカデミー」や「トロピカル動物園」もあります。

キュラソーでもう一つ有名なのは、島の名前が付いているリキュール「キュラソー酒」でしょう。ラム酒をベースに島のオレンジ果皮を使用して作られた特産品です。キュラソーにはたくさんの銘柄がありますが主にヨーロッパで作られており、有名なところでは、ホワイト・キュラソーのコアントローやオレンジ・キュラソーのグラン・マルニエなど、カクテル好きやスウィーツ好きには欠かせないものではないでしょうか。
カリブ海クルーズで、本場のキュラソーを楽しむ人も多いようです。

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