オランダ世界遺産

キンデルダイク=エルスハウトの風車網

オランダの風景を思い浮かべようとすると、多くの人はやっぱり“風車のある風景”でしょう。その絵ハガキ的な光景が、南西部のキンデルダイクにあります。この風車群は、1997年に「キンデルダイク=エルスハウトの風車網」として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。

●オランダの風車とチューリップ
オランダといえば、風車とチューリップが風物詩。日本ではこの組み合わせの観光スポットがあちらこちらにありますが、オランダでは、風車とチューリップの有名なスポットは別々になります。

そもそも、風車の歴史は古く、紀元前には使用されていたと考えており、ヨーロッパから中国まで、広く使われていました。風車の英語であるwindmill、すなわちwind(風)のmill(製粉機・粉ひき器)という言葉からもわかるように、風を受けた羽根が回転した動力で、製粉をするためのものです。

しかしオランダの風車は干拓地の排水を目的で使われました(「ベームスター干拓地」記事参照)。そのため、オランダらしい風車のある風景は、干拓地の広い牧草地の水路とか、湿地帯にあります。

一方のチューリップは、元々はトルコで愛され、多くのモチーフにもみられる花でした。ヨーロッパに伝えられたのは16世紀です。すると、たちまち貴族に愛される花となり、チューリップ栽培に向く気候であったオランダでは、どんどん栽培に力をいれるようになったのです。
現在もオランダには広大なチューリップ畑が広がっていおり、日本はもちろん、世界中に輸出されています。

観光でのお勧めスポットは、チューリップは「キューケンホフ公園」、そして風車は、伝統的な村が保存されている観光地「ザーンセ・スカンス」が有名です。じっくり歴史や文化を楽しみたい方は、ベームスターや、世界遺産となっている風車のある「キンデルダイク」へ足を運んでみましょう。

●世界遺産「キンデルダイク=エルスハウトの風車網」の見どころ
「キンデルダイク=エルスハウトの風車網」は、ロッテルダムから13kmのところにあります。川の両岸の並ぶ19基の風車が並ぶ光景は壮観で、オランダの風景では外せない「絵」になる光景です。

しかし、風車だけのところですから、散策には1〜2時間あれば十分かもしれません。車や鉄道でのアクセスがありますが、人気は、ロッテルダム港からのクルーズ。船上からの風景を楽しんだ後は、風車の中を見学でき、風車守の暮らしが分かる博物館もおすすめです。

●ロッテルダム観光
キンデルダイクの風車を訪ねる際には、オランダの第2の都市ロッテルダムと合わせて観光すると良いでしょう。17世紀の歴史的な景観を残すアムステルダムとは異なり、近代的な計画に基づく都市です。

ロッテルダムは、「マース川のマンハッタン」と呼ばれる近代建築の街で、著名な建築家によるモダンな建造物がたくさんあります。中でも、街のシンボルは「エラスムスブルッグ(エラスムス橋)」。建築家ベン・ファン・ベルケルによる全長800mの橋は、ハリウッド映画の撮影などにも使用されることもある、優美な姿です。

また、建築家ピート・ブロムによる「キュービックハウス」も世界的に有名ですので、建築ファンならずとも、ぜひ訪れたいところです。

他にも、ミュージアム・パークには「ボーイマンス・ファン・ブーニンゲン」と「クンストハル・ロッテルダム」の美術館が、また歴史博物館やオランダ写真美術館など、中世から現代アートまで、芸術を楽しむことができる街です。

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