韓国世界遺産

高敞、和順、江華の支石墓群

世界中にある支石墓の約半分は、韓国にあります。紀元前2000年から1500年頃の青銅器時代の巨石遺跡が3万から5万基とも言われる膨大な数があると推定されているのです。中でも、高敞、和順、江華にある支石墓群が、特に重要と位置づけられ、2000年にはユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。

●世界中にある支石墓
支石墓は世界中で見られる巨石墓です。基礎の支石を並べ、その上に天井のように巨石を載せています。最も古いものは、ドルメンと呼ばれる、紀元前4000年頃の西ヨーロッパのもので、中国や日本などにもあります。それらは、巨石文化の伝播というより、各時代、各所で発祥したと考えられています。

中でも、数の多さでは朝鮮半島が群を抜いています。韓国では支石墓をコインドルと呼ばれ、世界遺産となった「高敞、和順、江華の支石墓群」は世界的にも高い評価を受けている遺跡です。

韓国の支石墓は、支配階級の墓としての他、儀式のための祭壇などにも使われていたと考えられています。支石墓の形も、高くそびえるように立つテーブル式を「北方式」、低く立つ基盤式のものを「南方式」と分類し、周辺には青銅器なども出土しています。

●世界遺産「高敞、和順、江華の支石墓群」の見どころ
「高敞、和順、江華の支石墓群」は、韓国南西部にあり、一番近い都市で光州広域市、ソウルから一番近い江華でもバスで2時間、高敞は4時間ほど掛かります。

〈高敞(コチャン)支石墓群〉は、全羅北道高敞郡の竹林里、道山里、上甲里一帯の約1,764mに広がる世界でも最大規模の支石墓群です。北方式と南方式が混在しており、指定されている遺跡地内で447基、高敞郡全体になると約2千基はあるだろうと考えられています。数が多いので、観光には探訪コースをたどるのがお勧めです。全6コースの中でも人気の第3コースをたどると、韓国で最も大きな支石墓である雲谷支石墓を見ることができます。

〈和順(ファスン)支石墓群〉は、全羅南道和順郡の道谷面考山里と春陽面大薪里一帯の5〜10kmに広がっています。比較的最近の発見されたもので、保存状態も良く、約560基が集まっています。南方式で、巨大なものが多いのも特徴です。

〈江華(カンファ)支石墓群〉は、仁川広域市、江華郡富近里、三巨里、鰲上里一帯に広がる高麗山の麓にあり、約120基が分布しています。特に富近里の支石墓が有名で、韓国の支石墓の紹介としては、最もよく使われています。50トンの巨石を天井に積んだその造形的な景観が、先史時代に誘います。

●江華島と光州広域市の地理と観光
「高敞、和順、江華の支石墓群」は、外国人観光客にとってはアクセスの良い場所ではありません。一般的には、個人よりバススアーなどの参加をお勧めします。

個人で行く場合、ソウル市から最も近いのが、江華支石群のある江華島です。ソウルの北西に約50km、車で1時間程度、島は橋でつながっています。この島は昔から諸外国の侵攻を受ける重要な土地であったため、支石墓以外にも、多くの史蹟が点在する人気の観光地です。

高敞と和順支石墓群は、韓国南西部最大の都市光州広域市からが近いでしょう。ソウルや釜山からは鉄道や高速バスなどを利用できるためアクセスが良く、韓国南西部の観光はこの地を拠点とすれば便利です。

光州は学問と芸術の街としても有名です。2年おきに開催される「光州ビエンナーレ」は、国際現代アートの祭典として有名で、世界中からアーティストが集まり、回数を重ねるごとに注目度が上がってきています。高敞支石墓群は、光州から北西に約40km、和順は東南に約17kmです。

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