スイス世界遺産

ラヴォーのブドウ段々畑

ワインの生産地といえば、どこを思い浮かべるでしょうか?やはりフランスでしょうか。少し前、大地震が起こった時にはチリ産のワインも有名になりました。ですが、ワインは結構意外なところでも作られているんです。

その一つが、スイスで世界遺産にも登録されている、ラヴォーという場所。フランス国境近くのレ・マン湖北岸に延々と広がるぶどうの段々畑です。

このラヴォーのブドウ段々畑、もともとはベネディクト会とシトー会という、ふたつのキリスト教の修道会が主導してぶどう作りをしていた場所です。湖に面した南向きの日当たりの良い斜面は、ぶどう栽培には最適だったのでしょう。現在ではローザンヌとモントルーのふたつの街の間、約32kmにわたって延々とぶどう畑が続いています。歩くとなんと8時間もかかる計算ですね。

さすがにそれだけ歩くのは大変なので、各種の観光手段ももちろん用意されています。ローザンヌとモントルーの間は電車が走っているので、各駅停車に乗って三十分、窓の外に広がる雄大な自然とのどかなぶどう畑を堪能することができます。これは特に観光列車という扱いではないので、移動するだけで世界遺産が観光できる、というのはちょっとお得な気分になれますね。

もう少しちゃんと見て歩いてみたいのであれば、ぶどう畑の間にある村に電車は停車しますので、そこで降りて散策してみるといいでしょう。のどかなスイスの田舎村の雰囲気と葡萄棚の風景はまるで絵画の中に入ってしまったかのような錯覚を与えてくれます。

また、電車の途中駅リュトリから、そのとなり村キュリィまで、普通列車なら5分で行く道のりをゆっくりと時間をかけてぶどう畑の中を塗って走るラヴォーエクスプレスという電車があります。こちらにのって心いくまでぶどう畑を堪能するのもいいでしょう。もちろん、帰りにはぶどう畑でできたワインを一杯たしなむのもいいでしょう。

ラヴォーのブドウ段々畑は、ブドウの畑ですから行く季節によってまた違った味わいが見られます。観光シーズンが始まるのはもちろん雪が溶けて、ブドウの葉っぱが茂ってくる4月から。ブドウの実が色づいて、葉っぱも見事に紅葉する秋には、それはそれは見事な景色が見られることでしょう。

ところでスイスという国は公用語が4つもある国として知られていますが、ラヴォーのブドウ段々畑はスイスのフランス語圏では初めての世界遺産だということです。それぞれの言語圏から世界遺産をピックアップしてスイスをめぐってみるのも面白そうですね。

国でさがす
イタリア
スペイン
中国
フランス
ドイツ
メキシコ
イギリス
インド
ロシア
アメリカ
オーストラリア
ブラジル
ギリシャ
日本
カナダ
スウェーデン
イラン
ポルトガル
ポーランド
チェコ
ベルギー
トルコ
オーストリア
ペルー
スイス
韓国
オランダ
ブルガリア
エチオピア
キューバ
アルゼンチン
クロアチア
ノルウェー
フィンランド
ルーマニア
ハンガリー
チュニジア
南アフリカ
モロッコ
スリランカ
アルジェリア
エジプト
タンザニア
インドネシア
ベトナム
コロンビア
オセアニア
南米
中米
西・中央アジア
東南アジア
中東諸国
アフリカ
旧ユーゴ
バルト三国
旧ソ連地域
中央ヨーロッパ
北欧
知られざる小国