スイス世界遺産

ベッリンツォーナ旧市街の3つの城と防壁・城壁群

ベッリンツォーナ旧市街の3つの城と防壁、城壁群。非常に長い名前ですが、これがスイス南部にある世界遺産の名前です。日本人には少し発音しにくい町の名前ですね。

このベッリンツォーナという町は、ライン川周辺から、あるいはパリなどの北西ヨーロッパからミラノ、ローマというイタリア半島へ抜ける交通の要衝に位置しています。

イタリアと北西ヨーロッパという、ヨーロッパのふたつの中心地を結ぶ大動脈だけあって、古くからたくさんの戦乱に巻き込まれてきた場所でもありました。こうした中で、ヨーロッパでも屈指の防御力を誇る堅固な城が必要だったわけです。

ベッリンツォーナの場所には、すでに紀元前1世紀、ローマに帝国が出来るころにはすでに何らかの要塞が出来上がっていたとされています。現在残っている城の原型は、民族移動が激しい6世紀の頃に出来上がりました。その後、11世紀と15世紀に本格的なふたつの城郭の建造と強化が為されて、現在の3つの城と城壁、という形に出来上がりました。

3つの城として世界遺産に登録されているわけですから、当然ベッリンツォーナには城が3つ存在します。最も大きく、最も古い城がカステルグランデ(英語でGland Castel、その名の通り巨きな城です)です。

中世の要塞がよくそうなっているように、ここも曲がりくねった細い道がくねる丘の上にあります。ですが、現在はエレベータが設置されているので、観光客は昔の侵略者たちのような苦労をせずに、らくらく丘の上にある中庭まで達することができます。

2つめの城はモンテ・ベッロと呼ばれています。こちらも敵の侵入を防ぐためのさまざまに入り組んだ仕掛けができており、せまい跳ね橋や渡り廊下を通り、落とし格子で退路を塞がれた敵兵は、廊下の上にある警備用の通路からさんざん矢や銃弾をお見舞いされる羽目になりました。今は場内は市立博物館が入っています。

最後の城が、サッソ・コルバロ城。この城はなんと着工から半年で敵兵を迎え撃つ準備ができたという、恐ろしく速いスピードで建築された城です。一番後にできた城らしく、少し離れた場所に建っています。

モンテ・ベッロ城と同じく、こちらも現在では博物館として使用されており、現在はティチーノ民芸博物館として利用されています。もちろん、それぞれの城と城との間は堅固な城壁で結ばれ、さらに周りを取り囲むアルプスの山々がまさに天嶮としてさらに城壁と町を守っている、そんな中世の要塞、ベッリンツォーナ旧市街と3つの城と防壁、城壁群は、まさに世界遺産にふさわしい威容を現在でも誇っているのです。

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