オーストリア世界遺産

ウィーン歴史地区(1)

オーストリアの首都ウィーンは、ヨーロッパでも有名な美しい古都です。中世以降、ヨーロッパにおいて強大な力を持っていた名門王家のハプスブルク家の都であり、長くドイツ全域の首都として栄えました。2001年には、「ウィーン歴史地区」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。

●ウィーンの歴史
ウィーンの起源は、ケルト人の集落とされています。紀元前1世紀頃にローマ帝国によって征服され、その後、帝国の重要な軍事都市となりました。

ウィーンがヨーロッパの世界都市となるのは、ハプスブルクの統治下になる13世紀以降のことです。14世紀にはルドルフ4世(建設公)によって、様々な建造物が建てられ、ウィーンは大きな発展を遂げました。1365年にはウィーン大学も建設されています。

ハプスブルク家によって、帝都ウィーンは、美術・音楽など、華やかな宮廷文化が花開きました。市内にあるホーフブルク宮殿の他に、郊外に離宮シェーンブルン宮殿も造営され、さらに18世紀末には総合病院や公園の開放など、都市環境も整備が進み、19世紀の産業革命後には、ロンドンやパリと並ぶ大都会でした。

7世紀近く中欧に君臨したハプスブルク家は、1918年にその座を降りています。

●世界遺産「ウィーン歴史地区」の美術史的見どころ
「ウィーン歴史地区」は、街中に歴史的建造物が溢れ、古都の風情を今に残しています。それ等建造物の特徴は、主にゴシック、バロック、歴史主義時代の3つに分類されます。

12~15世紀の美術様式であるゴシック建築に、ウィーンのシンボルの一つ、「シュテファン大聖堂」があります。この聖堂には、ハプスブルク家の歴代君主が眠っており、またモーツァルトの結婚式が行われた所としても有名です。

16~17世紀の様式であるバロック建築には、ハプスブルク家の王宮であった「ホーフブルク宮殿」が代表的です。現在は、この中にオーストリアの連邦大統領の公邸もあります。また、夏の離宮である「ベルヴェデーレ宮殿」は、現在はオーストリア絵画館として公開されています。他に、「カールス教会」もバロック建築の傑作です。

19~20世紀初頭の歴史主義建築には、「ウィーン市役所」や「ウィーン国立歌劇場」、「国会議事堂」などが代表的です。西洋の過去の建築様式の復古デザインが特徴となっています。

●ウィーンの美術観光
ウィーンはオーストリアの首都であり、世界的に有名な観光地です。訪れたいスポットもたくさんありますので、ここでは、たくさんある美術館のいくつかをご紹介しましょう。

まずは、世界的にも有名な「美術史博物館」。特にブリューゲルのコレクションが有名ですが、他にもルーベンスやレンブラント、デューラーなど多岐にわたる絵画を収蔵しています。また、近現代のアートに触れたいのなら、「レオポルド美術館」や「ウィーン現代美術館」などが有名です。

手工芸を鑑賞したいなら、「宮廷家具調度品博物館・ウィーン家具博物館」がお勧めです。ハプスブルク家の家具が保管されています。
ちょっと変わったところでは、古典映画の傑作『第三の男』をテーマにした「第三の男ミュージアム」があります。この映画はウィーンで撮影されました。

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