トルコ世界遺産

セリミエ・モスク

ギリシアとブルガリアの国境近くの街「エディルネ」は、トルコでも歴史ある美しい古都として知られています。18世紀にはヨーロッパの七大都市の一つとされていたほどで、現在も街全体が博物館のように、貴重な建築物に溢れています。

中でも16世紀に作られたモスクは、イスラム建築の最高峰と言われています。2011年には、「エディルネのセリミエ・モスクの建造物群」として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。

■オスマン・トルコの首都「エディルネ」
エディルネは古い街です。ローマ帝国時代には既に古代都市ハドリアノポリスとして知られていました。現在の名称であるエディルネはトルコ語です。14世紀にオスマン・トルコ帝国に征服され、コンスタンティノーブル(現イスタンブール)を攻略する約100年間は、この地に宮廷が置かれ、首都として繁栄しました。その後、コンスタンティノーブルに首都が動かされても、エディルネには宮殿が残され、副都として繁栄は続きました。

近代まで、歴代皇帝に愛されたエディルネは、現在も多くのモスクが残されています。その一つが、街の中心に立つ、世界遺産となった「セリミエ・モスク」です。

■世界遺産「エディルネのセリミエ・モスクの建造物群」の見どころ
「エディルネのセリミエ・モスクの建造物群」は、モスク(イスラム礼拝堂)を中心として、図書館や学校、公衆浴場、市場、病院、墓地などが集まった複合施設です。スルタン・セリム2 世の時代に、1568年から6年の歳月をかけて建設されました。トルコ最高の建築家とされるミナール・シナンの手によるもので、シナン自ら最高傑作と称しました。

シナンのモスクは、大ドームと細長いミナレット(礼拝時刻を告知する塔)を持つオスマン建築様式の完成型と考えられています。エディルネのモスクも、巨大なドームを囲むように4基のミナレットが配された美しい外観をしています。

ちなみに、この偉大な建築家については、夢枕獏が『シナン』(2004年/中央公論新社刊)として、その生涯を小説にしています。観光前に読んでおくと、モスク見学が一層楽しいものになるかもしれません。

■エディルネの地理と観光 
エディルネは、イスタンブールから車で約2時間半、トルコ西端、バルカン半島のブルガリアとギリシアの国境付近の街です。オスマン・トルコの古都として栄えましたので、見どころは「エディルネのセリミエ・モスクの建造物群」だけではありません。

セリミエ・モスクは街の中心にある丘にそびえていますが、エスキ・モスクは更に古く、15世紀初頭に作られたオスマン様式の最古のものです。他にも15世紀中頃のチュ・シェレフェリモスクも、セリミエ・モスクが完成するまで、最も高いミナレットでした。

モスクの他にも、考古学博物館やブルガリア正教会の「聖ゲオルギウス教会」などもお勧めです。

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