チェコ世界遺産

テルチ歴史地区

テルチ歴史地区は、中世の歴史的な建築が美しい状態で現存しているとして、世界遺産に認定されています。歴史地区の中には、教会、お城、大邸宅、住宅街、城壁など中世の町並みに不可欠な全てがそろっています。

【歴史】
テルチ歴史地区の始まりは、はっきりと分かっていません。同地にどのような形で人が定住を始めたのかについて書かれた文献もなく、14世紀以前は深い森が広がっているだけでした。その土地の丘の上に、14世紀の中頃、町が建設され始めます。元々は周辺の森の木を使った木造の町並みが広がっていましたが、大きな火事が1386年に起きたため、町の建物が全て石で造り替えられました。15世紀になると、ゴシック風のお城が改築されます。その後、16世紀に入ると同地は最初の繁栄を向かえ、19世紀の産業革命ではさらなる繁栄を実現します。しかし、工業化の波を受けるだけでなく、古きよき町並みを残しながら発展しました。

【場所】
テルチ歴史地区は、チェコの東部モラヴィアと、西部のボヘミアの境界線近くに位置します。ヨーロッパは昔、全土が深い森に覆われており、同地もその一部でした。しかし、14世紀になると人の定住が始まります。

【主要な人物】
テルチ歴史地区の建築群は、その時代、その時代の有能な建築家によって作られてきました。住民が暮らす石造りの建物もそうですし、お城など町の主要な建物も優秀な建築家の才能が注ぎ込まれています。同地区にあるルネサンス風の立派なお城を作った人間は、ザックグリアスという建築家です。その後、城にバロックの要素を取り入れて改修にあたった担当者は、イエズス会のメンバーでした。

【主な建築物】
テルチ歴史地区には町全体に美しい建物がたくさん広がっています。9haある地区内に、85の歴史的価値の高い建造物が集合しており、中でも聖ジェイコブ教会や市場、大邸宅などがひと際その美しさで目だっています。例えば1360年から72年に建てられた聖ジェイコブ教会は、1638年に聖歌隊の席、1687年にバロック風の屋根などを追加しながら、現在にもその美しさを残しています。内部には損傷が進んでいる部分がありますが、歴史的、建築的、美的に価値のある建物として、専門家からもかなり高い評価を受けています。

【世界遺産に認定されたポイント】
チェコにあるテルチ歴史地区は、中世の町並みが残っている稀有な例として、世界遺産に認定されました。ルネサンス、ゴシック、ロココなど、各時代の美的な要素を取り入れながら、全体で美しい調和を持っている景観は、歴史的な価値以上に、美的な側面も評価されています。600年以上前はかつて森だった土地に作られた町が、ほとんど当時のままに残っています。その奇跡を目撃できる場所です。

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