チェコ世界遺産

チェスキー・クルムロフ歴史地区

中世ヨーロッパの町並みをほとんど完全な形で残している稀有な例として、世界遺産に登録されたチェスキー・クルムロフ歴史地区です。チェコの首都プラハの南、オーストリアに近い場所にある街は、中世の城、教会、町並みがそっくり残されています。

【時代】
チェスキー・クルムロフ歴史地区の名前が文献に初めて登場する時期は、1253年です。元々古代から同地は、東西交流の拠点として便利な土地でした。13世紀には町のシンボルであるクルムロフ城が誕生し、同じ頃に城下町も繁栄していきます。同地はその後の歴史で戦乱に巻き込まれずに生き延びたので、13世紀の町並みがかなりの保存状態で現存しています。

【場所】
チェスキー・クルムロフ歴史地区は、チェコの首都プラハの南、オーストリアの国境に近い場所にあります。チェコの西側をボヘミアと呼びますが、そのボヘミアを南から北へ流れる、ブルタバ川のほとりに位置しています。古くから交通の要所として人の往来がある場所でした。

【主な支配者】
チェスキー・クルムロフ歴史地区は、14世紀の中頃から300年間にわたって、ローゼンバーク家の権力下に置かれます。その後、同じく土地で権力を持つスチュワーゼンバーグ家が取って代わり、19世紀まで同地を治めます。

【主な建築物】
チェスキー・クルムロフ歴史地区は、大きく分けて2つのエリアに分かれます。1つはクルムロフ城のあるエリアであり、もう一方は住宅エリアです。クルムロフ城は、ゴシック、ルネサンス、バロックと色々な影響を受けながら、美しい形にまとまっていきました。城には円形の塔や庭、広場、劇場などが常設されており、今でも町で圧倒的な存在感を持っています。町の規模の割には大きすぎるとまで言われるお城ですが、中世のお城を完璧な状態で残す稀有な例証として、高い評価を受けています。一方、町のエリア、住宅エリアには、手工業や貿易の拠点となる建物がたくさん存在します。市役所にあたる建物や、学校、城塞なども、住居と一緒に存在します。住宅はルネサンスの影響を受けた装飾的なデザインで、特に弧を描いた木製の屋根は、ひと際旅行者の目を引きます。

【世界遺産認定のポイント】
チェスキー・クルムロフ歴史地区は、欧州の人からも「The finest surviving example(現存する最高の歴史地区)」と考えられています。中世の政治、経済、社会、風習などを取り込みながら完成していった町そのものが、歴史の戦火にもさらされず、完璧な形で現存している稀有な例です。その希少性が評価され、世界遺産に認定をされました。

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