ポルトガル世界遺産

リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔

ポルトガルの首都リスボンにベレン地区という場所があります。このベレン地区には世界遺産の「ジェロニモス修道院」と「ベレンの塔」があります。どちらもマヌエル様式(ポルトガル独自の建築様式)の代表的な建築物です。

ジェロニモス修道院は、エンリケ航海王子(1394-1460)とヴァスコ・ダ・ガマ(1469-1524)の偉業を称え建築されたものである。着工は1502年。マヌエル1世によって建築が始まりました。1511年には大部分が出来上がっていたにも関わらず、全てが完成するまでに300年の歳月を要しています。

建築費は膨大なものでしたが、着工当初はヴァスコ・ダ・ガマが航海で手に入れた品物を売却して得たお金で賄われ、その後も貿易による収入を使って建てられたと言われています。まさに、ポルトガルの栄耀栄華を象徴する建物と言えるでしょう。1983年に世界文化遺産として登録されました。

マヌエル様式の粋を集めて建築されたジェロニモス修道院は、テージョ川に面しており、南門にはエンリケ航海王子が剣を持っている像があり、壁には聖ジェロニモスの生涯が記されています。マヌエル様式の特徴は「過剰な装飾」にありますが、その過剰な装飾の美しさに、見る者は引き込まれてしまいます。礼拝堂に入ると入り口近くに、ヴァスコ・ダ・ガマとルイス・ヴァス・デ・カモンイス(詩人)のお墓があります。

修道院内部には「回廊」があります。回廊はとても天井が高く、マヌエル様式の特徴である鎖、縄、サンゴや海藻の彫刻に隙間なく飾られている。白く美しくリアルな彫刻の回廊にマヌエル様式のすべてが埋め込まれているようです。

「ベレンの塔」はテージョ川沿いにあります。その昔、テージョ川に出入りする船を要塞として監視し、リスボンの町を守っていたのです。ジェロニモス修道院と同じく、1983年に世界文化遺産として登録されました。3階建てでマヌエル様式の石造りです。

ヴァスコダ・ガマやマゼラン世界一周の偉業を記念して建設されたと言われています。要塞であったことを物語るように、1階には牢獄が(満潮時には水につかるようになっている)、2階には砲台があります。現在、3階は小さな博物館となっていますが、当時は王室の居室になっていたようです。

ベレンの塔は別名「テージョ川の貴婦人」とも呼ばれています。時には貴婦人のように優雅で美しく、時には町を守る堅固な要塞となり、時には長い長い航海から戻ってくる船乗りを優しく迎えるというリスボンのシンボルと言える建造物です。

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