ポルトガル世界遺産

シントラの文化的景観

シントラはポルトガルの首都リスボンの隣にある都市で、大西洋を望むことができる山間の美しい街です。そのため、古くからポルトガル王家の避暑地として、王家の人々が訪れていました。このシントラにある城跡・王宮・離宮などが「シントラの文化的景観」として1995年世界文化遺産として登録されました。

かの詩人バイロンが「エデンの園」と称賛した街。街を歩けば至る所に泉があり、中世さながらの空気を味わうことが出来ます。「シントラの文化的景観」の主な建造物には、「シントラ宮殿」「ペーナ宮殿」「ムーアの城跡」「レガレイラ宮殿」があります。緑の山々の中に豪奢な宮殿。この自然と人工のコントラストがなんとも言えない美しい景観を生み出しています。

シントラ宮殿は14世紀にジョアン1世が夏に避暑をするための離宮として建設しました。元々はムーア人の住居であったものをアフォンソ1世が我が物にしたのでした。その後、シントラ宮殿は1910年に共和国制になるまでポルトガル王家のものであり続けました。

シントラ宮殿の外見はとてもすっきりして見えます。しかし、歴代王家の離宮となってからは様々な増改築が行われて、ゴシック・マヌエル・イスラム様式が混在し、調和した内部となっています。白鳥の間・紋章の間・鵲の間・アラビアの間などがあります。各部屋ではアレージョに描かれた王家の歴史を見ることが出来ます。

シントラの文化的景観の中でひときわ目を引くのがペーナ宮殿です。こちらもイスラム・ゴシック・ルネサンス・エマヌエルの様式が集まっています。標高529mの緑の中に見事な存在感で建っているペーナ宮殿。彩りも黄色や赤・青と多彩で美しい。

この宮殿は1839年、フェルナンド2世が廃墟となっていたジェロニモス派の修道院を改築したものです。出窓にはマヌエル様式で造られた海の守護神トリトンの像が取り付けられている窓枠もあります。内装は王家の離宮にふさわしい装飾となっています。数々のアレージョやイギリスから招いて作らせたトロンプ・ルイユ(だまし絵)などが施されています。

さらにレガレイラ宮殿。12世紀に既に建築されていましたが、20世紀前半にイタリアの建築家によって改築されました。まるでおとぎ話の中に入り込んだような場所です。4ヘクタールの広さを持つ城内の庭園には、ギリシャ風彫刻・噴水・らせん階段などがあり、お城を探検する楽しみがあります。自分が物語の主人公になったような気持ちになれるでしょう。

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