ポルトガル世界遺産

アゾレス諸島のアングラ・ド・エロイズモの町の中心地区

アゾレス諸島「アングラ・ド・エロイズモの中心地区」は1980年に大地震の被害を受けながら見事に復興し、1983年に世界遺産登録されました。アゾレス諸島はポルトガル沖約1,000キロメートルの大西洋上に位置しています。アゾレス諸島は1942年に発見された9つの島から成る火山島群です。総面積は2,355k㎡。温暖な気候に恵まれ、保養地として親しまれています。

アングラ・ド・エロイズモはアゾレス諸島で3番目に発見されたとされるテルセイラ島にあります。「テルセイラ」とはポルトガル語で「3番目」という意味なのです。このテルセイラ島は16世紀~19世紀の大航海時代には、旧大陸と新大陸を結び(アフリカ・インド諸国からの船は寄港を義務付けられていた)、食料品・香辛料を始め、金銀・宝石・絹・象牙などが積み込まれた数々の帆船が行き来したのです。

まさに「宝島」。
現在も難破船を引き上げると、お宝が発見される事があるようです。夢とロマンが広がる島です。

「アングラ・ド・エロイズモ」の「エロイズモ(Heroismo)」は英語にすると「Hero」。
つまり「英雄」という意味があります。当時、世界中のお宝を携えて帰ってくる「英雄の町」だったのでしょう。

アングラの町は500年前からその趣を変えていません。
入江の岬の先にあるブラジル山からはアングラの町を一望できます。美しい街並みの中に、ノッサ・セニョーラ・ダ・ギア教会、アングラ博物館、カピタンエス・ジェネイラス宮殿といった美しい建物を見ることが出来ます。

ノッサ・セニョーラ・ダ・ギア教会はマヌエル様式の建築物です。ヴァスコダ・ガマがインドへ初の航海に出た時に同行した、兄のパウロ・ダ・ガマが埋葬されています。

マヌエル様式とはポルトガルが生んだ独創的な建築様式で、国王マヌエル1世(1495~1521)の時代に確立したものですが、正式に「マヌエル様式」と呼ばれるようになったのは19世紀のことでした。

マヌエル様式の特徴は「過剰装飾」であり、最初はどの様式で建築されたのかが分からなくなる程の装飾が施されます。数々の国との交易があった為か、船やサンゴ、貝殻など海をイメージさせるモチーフが多くみられます。他にもインドや南米の植物などもモチーフとして取り入れられています。

アングラ・ド・エロイズモは要塞都市でもありました。サン・ジョアン・バプティスタ要塞はブラジル山を取り囲んで築かれた砦です。その距離は4キロメートル、大砲の数は400もあります。古の大航海時代には海賊たちからこの街を守っていたのです。

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