イラン世界遺産

アルダビールのシャイフ・サフィー・アッディーン廟の歴史的建造物

イラン北西部・アルダビール州アルダビールに、2010年に世界遺産に登録された『アルダビールのシャイフ・サフィー・アッディーン廟の歴史的建造物』があります。

世界遺産『アルダビールのシャイフ・サフィー・アッディーン廟の歴史的建造物』は、宗教建造物とその他の生活施設の両方を複合して、限られたスペースを最大限に利用した珍しい建造物群です。

『アルダビールのシャイフ・サフィー・アッディーン廟の歴史的建造物』の中心となるのは「シャイフ・サフィー・アッディーン廟」です。後に起こるサファヴィー朝の前身であるサファヴィー教団の教祖のお墓です。

1344年にサフィー・アッディーンが亡くなった後建造され始め、サファヴィー朝が起こった後も増築などが加えられ、現在の様々な施設を兼ねそろえた『アルダビールのシャイフ・サフィー・アッディーン廟の歴史的建造物』となったのです。

「シャイフ・サフィー・アッディーン廟」は、外観は高さ17mもの円筒形をしており、ブルータイルの細かなモザイクが施されています。内部も豪華で、「アッラー・アッラー」と呼ばれる八角形の立体的な構造になり、金で装飾されています。

この廟に隣接するのが、後にサファヴィー朝を起こす、当時の教団の指導者シャー・イスマイール1世の廟です。こられの廟には、代々王家一族が葬られて行きました。

「イスマイール1世の廟」の反対には、「陶器の館」と呼ばれている博物館も建てられています。約51kgの金を砕き、壁一面に楽器や陶器の透かし細工を施して塗っている豪華絢爛な内装が特徴です。
その他に「ムヒール・ディーン・ムハマドの墓」などもあります。

『アルダビールのシャイフ・サフィー・アッディーン廟の歴史的建造物』は、これら宗教施設に、図書館や学校、貯水池、病院、バザールなどの建造物も建てられました。これら全てを含めた敷地内は、イランの伝統的文化とイスラム教神秘主義哲学に基づいて8つの門で区切られ、それぞれが7つの階段でつながっています。8つの門は、神秘主義のスーフィズムの考えで、8つの心構えを表しているといいます。

ここ『アルダビールのシャイフ・サフィー・アッディーン廟の歴史的建造物』は、全体でイスラム教神秘主義を表した聖なる場所なのです。

≪アルダビール≫という地名も、ゾロアスター教の聖地を意味する「アルダヴィール」が語源と考えられており、とても神聖な地域とも言えます。
また、昔からこの地帯は絹やペルシア絨毯が有名で、これらにより栄えていた地域でもあります。
商業都市としても栄えていた場所ならではの、富を十分費やして造られた聖地なのです。

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